今朝も目が覚めると、今回のアテネ五輪から正式種目となった女子レスリングの決勝で金メダルが二個、銀・銅がそれぞれ一個とメダル獲得がラッシュのように押し寄せました。朝になるのが楽しみ、という日が続いています。それにしてもなぜ日本勢はこれほどメダルが取れるようになったのでしょうか?
個人的にはたまたま引っ越しと重なったアテネ五輪の開幕ですが、以降五輪での日本勢の活躍は連日の猛暑による疲れを吹き飛ばしてしまう勢いです。今回の五輪に限らず、最近のスポーツ大会では日本勢の活躍が目立つようになってきたと思います。原因は何なのだろうか、と前から不思議に思ったものです。
日本人の多くが、より純度の高い活躍の場を求めているからではないか、という気がしています。五輪でいくら活躍してもあまり怒る人はいません。美味しいものを食べながら怒ることが出来ないように、感動しながら怒れるのは出来ない相談です。スポーツで活躍できれば、経済的に優位に立って富を集めることにくらべると副作用が少ない、という見方もできます。
また、スポーツはフェアであるかないかが見えやすい闘いの場です。何とか隠しとか、不当表示とか、経済繁栄や食ってゆくためと言い訳しながら、人も自分も汚れてしまった精神を、スポーツで浄化したい、と願っているように思います。
どうせ頑張るなら、周囲を不幸に巻き込んでしまいかねない経済的繁栄より、より副作用が少なく快の純度の高いスポーツで、あるいは文化やサブカルチャーで頑張りたい、時代に敏感にならざるを得ない”若者”がこうした方向に向いていたとしても、なんら不思議はないという気がします。
欲求を満たしたくとも、さまざまな理由でストレートに満たせないとき、スポーツや芸術で昇華できれば不満から自らを解放し、自己を探求することができますが、日本はやはり、純度の高い快、つまり、感動や美、を追求する時代に入ったのかも知れません。
-2004/8/24
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