バレンタインデー(
Saint Valentine's Day)はクリスマスと同じく贈り物をする日。その起源もクリスマスのサンタクロースによく似ています。そしてまたその習慣をチョコレートをもっと売りたいと考えた賢い人が日本に持ち込みました。その試みは大成功。ある業界の人から聞いた話によるとこの時期に年間消費の半分近くが出るそうです。ところが皮肉なことに多くの女性の好物とも言えるチョコを好物だと思わない多くの男達に送るという状況になりました。
お中元やお歳暮といった文化が何かと気を遣うようで使いようによっては便利な義理チョコまで生み出しました。女達には贈る権利と義務が、男達には受け取る権利ではなく義務のみが発生しているようにもみえます。義務のみを負うとなればそれほど幸せな男達が増えるとも思えません。日本のバレンタインデーはもともと不公平なイベントだといえるのでしょうか?
ところが年に一度だけ贈る権利を得た女性たちはどうなのでしょうか?残念ながら得たのは贈る権利のみで、ハートを射止める権利ではありません。編者のささやかな経験のなかでは告白を試みた女性の恋は残念ながら実ってはいません。
それでも日本流に変貌し定着した以上、そうなる理由があるのでしょう。その理由を書き連ねてみました。
- 片思いに胸を焦がす人たちには打ち明けて判決を待つ勇気と運が良ければ幸運を、
- 熱き恋に燃える人たちには熱きゆえに甘く解けゆくチョコの味を、
- お菓子好きの人たちには作りて食す理由を、
- それ以外の人たちには身近な人に感謝の気持ちを伝えるチャンスを(同姓を含みます)、
- 男達には運が良ければ幸運を、運が悪ければ何事があっても動じない強い精神力を養う機会を
与えてくれるという事でしょうか。
-2001/2/15