3月にピョンヤンで行われたW杯予選の北朝鮮−イラン戦では、審判の判定に怒った北朝鮮の観客が瓶を投げたり、試合後に競技場顔取り囲んだりで、イランチームが一時間半くらい外に出られなくなったことがありましたが、このときには北朝鮮の人もずいぶん不満が溜まっているようだ、と感じたものです。
この騒ぎに対してFIFAが北朝鮮への制裁を考えていました。予想されていたのは、北朝鮮−日本戦の第三国開催、観客無し、罰金、のうちどれになるのだろうか、ということでした。ところが蓋をあけてみれば三つすべてです。一番重い制裁です。
北朝鮮も今回の制裁が決まる前に、あれは審判が悪い、観客らは審判やイランチームの安全を脅かしたりはしていない、と反論したのがいけなかったのかもしれません。つまり、北朝鮮はまったく反省していない、とFiFAが受け止め重い制裁に決めたのだろうと思います。これで北朝鮮には、3000人の日本人サポーターがピョンヤンで落とすはずだった外貨があてに出来なくなります。
しかしそれにしても、観客がいない試合というのはどうなんでしょうか?
これまでは、大勢の観客に囲まれた競技場で力が出せる選手が活躍できたわけですが、次回の北朝鮮−日本戦では観客無しで活躍できる選手が有利になります。日頃観客の無いグランドで黙々と練習を重ねている選手です。実力がありながら、日頃観客のいないところでばかり試合をやっている選手なんかいるのでしょうか?
しかしもしかしたらそんな心配は無用かも知れません。というのは、そんな制裁を受けるくらいなら、予選にはもう出場しない、と、まるで六ヶ国協議のように参加を見送るかも知れないからです。そうなると日本は不戦勝です。
-2005/4/30
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