ギャンブルは、たとえば一部のプロを除けば、多くの人が負けることによって成り立っています。大多数の人がつぎ込む金が、パチンコなら一握りの勝者と従業員ら店側に配分されています。特に秀でた技を持たない人が、本気で勝ちたいと願うなら、勝っている時に止めるのが一番です。ところがこんな簡単なことが実行出来ません。なぜ出来ないのでしょうか?
この謎は長い間解けないままでした。ところがギャンブルにはまっていた人がこんなことを言っていました。それは、自己崩壊願望があるから負ける、というのです。つまり負けるまで続けてしまうというのです。これはどう理解すれば良いのでしょうか?
それは何のためにギャンブルをするのか、を考えれ良いのだと思います。多くの人が一攫千金を狙って、と答えるかも知れません。しかしそれは本当でしょうか?私は違っていると思います。もし大穴を当てて一儲けしたら、その金を使ってまたギャンブルをするような気がするからです。これはなぜなのでしょうか?
それはきっとギャンブルが快を伴う暇つぶしでギャンブルそのものが目的になっているからだと思います。長い間、今週は何千円くらい負けた、などと言いながらギャンブルを続けてゆくうちに、負けることが快なる暇つぶしを続けるコツである、と体が覚えてしまうのです。繰り返し同じ体験を繰り返すことによって、人体システムが学習してしまうわけです。
こうなるとギャンブルに体が反応する状態になります。このまま続ければ破産する、という学習はまだしていないため、快を求めて負け続ける、つまり自己崩壊へと向かうのではないかと思います。
そんなつもりじゃなかった、と言うときには軌道修正が必要かも知れません。
-2005/1/24
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