
パキスタン北東部で起きた地震の死者は昨日までに1万9千人、最終的な死者は3万人を越えるのではないか、と推定されています。マグニチュード7.6の地震でなぜこのように被害者が増えたのでしょうか?
震源地はパキスタンの首都イスラマバードの北北東95キロ付近とされているので、左の地図上では、イスラマバードの右上5mmくらいのところです。
被害が大きくなった理由として指摘されているのは、違法建築とラマダンです。煉瓦を積み上げただけの家が多く、地震の揺れでひとたまりもなかったようですが、丈夫なはずの高層アパートも倒壊したことから、違法建築が多いのではないか、と見られています。
日本では1981年に建築基準法が改正されており、それ以前の基準で作られた建物が、阪神淡路大地震で軒並み倒壊していたのは、記憶に新しいところです。
最近はリフォーム詐欺が横行し耐震補強も危ないような気もしますが、補助を出している自治体も多いようです。
さて、さらに被害を大きくしたのはラマダンと呼ばれるイスラム教に独自の断食の習慣です。ラマダンが行われる月はラマダン月と呼ばれ、この期間は家の中にいる人が多いようです。
地震が起きたのは8日の午前9時でした。ちなみにこのあたりの地域は宗教上の理由から、イギリス領だったかつての大インドから、イスラム教の東西パキスタンとヒンズ教のインドに分かれて独立しています。(西パキスタンはのちにパキスタンに、東パキスタンはバングラデッシュとなって現在に至っています)。(
非暴力はどうやって力を得たのか?)
-2005/10/10
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