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太陽と月と宇宙

太陽の温かい光が嬉しい季節になってきました。あれだけ光り続けているのに燃え尽きてしまわないのが不思議に思えます。でも太陽は燃えているというより核融合反応(かくゆうごうはんのう)が起きていると説明されています。太陽は自らを構成する物質を光やそれ以外のエネルギーに変換しているのだそうです。だから、太陽は身を削って細りすぎると最後は大爆発を起こしてその生命を終えるそうですが、その寿命は今生きている人間より遙かに長く、さらに人類のこれからの歴史より長いのではないかと思っています。

さらに不思議なのは地球から見た月と太陽の大きさが同じだという事です。日食になって月が太陽と地球の間に入って太陽を隠すと、燃えさかることを教えるかのようにコロナとかルミネッセンスと呼ばれる現象を見せてくれます。見た目の大きさの一致はまるでこの現象を示さんがためでは無いかとさえ思えます。

さらにさらに不思議なのは月がいつも同じ顔をしていることです。日本では昔から月ではウサギが餅をついているように言われてきました。そう言われ続けるためには昔と同じ顔をしていなければいけません。1000年間前は正面から、100年前は横顔と変わってしまってはウサギの餅つきは続きません。たまたま太陽の周りを回ることになった地球とその地球の周りをたまたま回ることになった月の現在の姿はまったくの偶然だと説明されていますが、それにしては月が同じ顔を地球に向かって見せ続けるのは偶然にしては出来すぎています。もちろん、日本で見る月もそれ以外の海外で見る月も同じ顔をしています。

それは遠く離れて暮らしていても同じ月を見ることができるとか、あるいは自分が歩くと月がついてくるという言葉を聞きたくて月はまるで人間達の顔色をうかがうかのように同じ顔を見せているのかもしれません。

しかし、さらにさらにさらに驚くべき事は太陽や地球や月や星々など、ありとあらゆるものすべてを含むはずの宇宙が、その誕生のときには米粒よりも砂粒よりもさらにさらに小さくて、それが人間の感覚では計ることが出来ないくらいの一瞬のあいだに大きくふくらんで今でも膨張(ぼうちょう)を続けていると説明されていることです。膨張を続けているからこそ地球に届くのに時間がかかる遠くの古い星々を望遠鏡で観察できるから宇宙を知ることが出来るとも言われています。

でももっとも驚くべき事は地球はもちろん一人一人の人間だけではなくあらゆるものを含むものを宇宙と呼びながら、その宇宙について考えることが出来るのが人間だということです。これは宇宙と同じくらい広いと言われる人のこころのなかの世界を外から冷静に観察することができるということを意味しているとも言えます。

しかしもちろん、観察は出来ても自由に操ることが出来るというわけではありません。それは、それでは人生はつまらないからと考えた人の提案が通った結果なのかもしれません。

今回は宇宙の不思議について考えてみました。

-2001/12/6




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