あなたはその隠された意味も知らずに
遊んでいたに違いない。
私の生まれたところでは
「かごめ」とはしゃがめという意味になる。
そう、手をつないで円を作って唱い、
回る子供達の真ん中で、
しゃがんでいるのは鬼の役。
「かごの中の鳥」は、
実は鳥ではなく人間である。
おめでたいはずの「鶴と亀がすべった」のは
これから不吉なことが起きることを知らせるため。
「後ろの正面だーれ」で唄が終わる。
真ん中でしゃがみ、両手で目を覆っていた鬼が
後ろの人が誰なのかを当てる。
当てられたらその人は
次に真ん中に入って鬼になる。
ところが元の意味はそうじゃない。
その人は神隠しにあってしまうから、
いなくなってしまって鬼にもなれない。
神隠しというのも嘘で、
実は、日照りが続いて穀物がとれず飢饉(ききん)がやってきて、
いよいよ食べるものもなくなったとき、
「親の掛け替えは無いが、子の掛け替えはある」と、
家族が生き延びるために、
人間の間引きが行われた。
間引きとは数人の子供達のなかから
食いブチを減らすために一人が選ばれ、
山奥に棄てられることを言う。
そんなひもじい時代を、
ゆたかになった後のなぐさみに、
誰かが想い出して遊んだのが
この『かごめかごめ』なのかも知れない。
-2002/7/21
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