昔から良く聞くことでもイメージすることが難しいものは多くありますが、この『曲がった四次元空間』もその一つです。この曲がった空間とはどういうことなのでしょうか?
今なら常識ですが、かつては地球が球体だとイメージできる人はほとんどいなかったようです。世界は平面で、船に乗って進めばやがて地の果てにたどり着き、さらに進めば地の底に落ちてしまうと考えられていたようです。
黄金の国ジパングと呼ばれた日本はその世界の東の果て、つまり極東【FarEast】にあると考えられてきました。東の端っこでは差別用語ではないかという考え方があったのか、あるいは太平洋地域をイメージした時に都合が悪いためか、”極東”という言葉は使われなくなってきています。
地球のような球体は二次元(平面)の曲がった空間の一例と考えられているようです。球体である地球の平面上(大地)に立てば、四方に東西南北が存在しますが、その平面は曲がっているため、東に進み続ければ、やがて元の位置に戻ってきます。これはもちろん、北に進んでも南に進んでも同じです。
このことは地球のような球体は曲がった二次元の平面だからだとイメージすることができます。曲がっているためにまっすぐ進んでいるつもりでも、元の位置に戻ってしまうというわけです。つまり、二つの方向の広がり(二次元)の一方向である縦方向に進んでも、あるいは横方向に進んでも元に戻ってしまうということです。
この考え方を四つの方向を持つ四次元の宇宙に当てはめるとどうなるでしょうか?1つの方向に進めば、やがて元の位置に戻ってしまう。四次元には時間の方向も含まれるため、”未来に進み続ければやがて過去に戻ってしまう”ということもあり得ることになります。
昔の人が地球を一周するための航海術を持たなかったように、現在の人類は時間旅行をするための方法を知りません。このため未来に進むことはできても、やがて寿命が来てしまうために、仮に元に戻ったとしても、元に戻ったのかどうか同じ人間が確認することはできません。
イメージできないだけで、実は存在していることが多くあるとすれば、縦横高さ時間という想像可能な四方向以外にも別の方向を自由に考えたほうが良いのかも知れません。例えば、より大きい物へ向かう方向もその一つと言えます。
大きくなる方向にどんどん進めば、宇宙全体にまでイメージが広がりますが、その方向が曲がっているとすれば、ミクロの世界の原子や、分子の世界に戻ってもおかしくないことになります。
より美しいものに向かう価値基準にも方向があります。女性なら美人の上は麗人、麗人の上は華人といった具合です。ところが欲深い人がさらに美を極めようとすれば、時空が曲がっているために元に戻って”鬼瓦(おにがわら)”のような顔になってしまうかも知れません。
国を形容する場合でも漢字を生んだ中国の思想が表れているように思えます。日本ではアメリカを”米国”と表記していますが、中国や朝鮮半島では”美国”と表記するそうです。
ずいぶんアメリカを持ち上げたものだという気もしますが、自分達のことは”中華”とか”高麗”と呼んでいるわけですから、自分達よりは下だとランク付けしていることになります。
日本などは”倭人”と称され、少なくとも”美”以下とみなされていたことになりますが、心配には及びません。何しろこの宇宙は曲がった四次元空間です。美を極めて”倭人”になることが十分に予想されるからです。
-2002/12/1
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