物議をかもしながらもいろいろやってくれるのが「ソフトバンク」だと期待しながらウォッチしていますが、そのソフトバンクが日本のボーダフォンを買収してから半年以上が経ちました。どんな名前にするのかと思っていたら、「知名度でソフトバンクにした」と報じられれました。
ちょっとがっかりです。携帯の名前も「ソフトバンク」。会社の名前につけるならともかく、通称としてはあまりふさわしいとは思えません。
「ソフトバンク」は、今では知名度があがり過ぎ、しかもそのイメージは固定化しつつあります。つまり、多くの人にとって、「ソフトバンク」は野球チームを連想させる名前です。しかも「ソフトバンク」だけでは、どちらの名前なのか頭のなかで混乱します。
社名「ソフトバンク・モバイル」の愛称を公募し、それを商標登録し、来年の春あたりから通称として使用したほうがいいのではないでしょうか?
しかし、どういう基準で名前を選ぶのか、という問題があります。
たとえば、「ドコモ」も「au」も、どこかの会社が名付け親のようですが、電話だけに音に気を配っているようです。視覚的にはカタカナやアルファベットですが、しっかり、「どこでも」や「英雄」などの日本語を連想させる音(おん)で構成されています。これらの名前は、直接というより、じわじわとユーザーを肯定的に刺激する名称だと思います。
仮に、「ドコモ」がどこでも使える便利さを訴え、「au」がユーザーに優越感を持たせることを狙って命名したのだとしたら、「ソフトバンク・モバイル」は何を狙うのが良いのでしょうか?
たとえば、「未来への期待」を連想させる名称を選ぶのも一つの手だと思います。「この携帯を持てば、君の未来は明るい」、とじわじわと思わせる名前にするわけです。
以上、かつてのJ−フォン、ボーダフォンユーザーの訴えをコラムにしてみました。
-2006/11/9
追記 (2007年4月7日)
電話会社の業界団体である電気通信事業者協会の発表を伝えた報道によると、2007年3月末のソフトバンクのシェアは、前年に比べ0・1ポイント減少して16・4%となっているようです。一方、ドコモは54・6%で1・1ポイント減少。KDDIは1・1ポイント増の28・8%に増加。
ケータイの「ソフトバンク」というブランドは、携帯電話を売るためというより、ソフトバンクの新しい事業を有利に進めるために、「ソフトバンク」の知名度をさらに上げるため、と考えた方がよさそうです。
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