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ボーナスをもらって小金持ちになった編者はかねてから欲しいと思っていた電波式の掛け時計をついに手に入れました。そこで、今回は時計の話です。今や時計は百円ショップで売っている時代です。それなのに、電波式の掛け時計は10000円もしました。つまり値段は100培違う事になるし、同じお金で100円の掛け時計を100個買えます。電波式の時計にはどこにそれだけの価値が有るのでしょうか?
物にはそれぞれに独自の働きがあって、その働きが十分に発揮されるようなデザインにしてゆくと機能美という美しい姿になると言われています。スピードを増す新幹線の最新型を見たとき、そのジェット機のような姿に、ちょっとドキドキしました。速く走ると同時に騒音を抑えて無駄な気流が発生しないようにするためのデザインを追求していった結果だと言えます。
そこで時計の働きとは何かと考えると、それは正確に時間を刻み、それを知らせることです。今回買った掛け時計が掛けている壁にはそれまで、動かなくなった掛け時計がかかっていました。時計というのは動かなくなっても、12時間に一回は正確な時刻を示すのですが、それでは時計とは呼べません。
今年の9月に九州から電波を送る送信所の
本格運用が始まり
、すでに運用が始まっていた福島にある送信所と合わせて、電波時計に必要な電波が日本全土をカバーするようになりました。使う電波の周波数はAMラジオ【525-1605KHz(キロ・ヘルツ)】より低くなっている【福島:40KHz/九州:60KHz】ので、コンクリートの建物などAMラジオが聞こえないような場所ではせっかくの電波も届かない可能性があります。それでも、窓際ならたいてい大丈夫ではないかと考えられます。
あと編者が購入した電波時計のように最近のものは40KHz/60KHz自動選択となっているので引っ越しをしても使えますが、東日本にのみ対応している時計を持って西日本に引っ越した場合は、必要な電波が届かない可能性があります。
正確な時刻が電波を使ってやってくるので、時計にはアンテナや受信回路が組み込まれていて、初めて電池を入れて、使い始めた場合でも電波さえ届けば、自動的に長針と短針と秒針がくるくる回って修正してくれるのが嬉しいところです。一年に一回程度の電池の交換以外は殆ど手間がかかりません。時間も正確なので頼りになります。この心理的な安心感を与えてくれるところに一番の価値があるのだろうと思います。
本来の働きを十分に果たそうという意図で作られた製品を見るとどういう訳だか惹かれます。これは、あまりにも多くの使わない機能がついた製品に囲まれて日頃暮らしているせいかもしれません。
-2001/12/15
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