今年は暖冬ではありますが冬には違いありません。しかも寒くなるのはこれからです。毎朝駅のホームで電車を待ちながら、通り抜ける風を避けるために大きな柱に寄りかかっています。そして電車が来て席に着いたとき、暖かい席が実に有難く感じます。
この椅子暖房を暖かいと感じるのは、もちろん席そのものが暖かいということもありますが、車内をムダに暖めていない、というロハスな暖房も関係があるように思います。
仮に乗客に寒い思いをさせないために、電車や駅舎全体を猛烈な燃料を使って暖めたとすると、たしかにそのときは暖かいのでしょうが、鉄道会社は莫大な暖房費を支払うことになり、赤字になり立ち行かなくなりやがて鉄道そのものがなくなってしまうでしょう。これは、持続できないがゆえにお寒い暖房です。
持続可能な暖房は、今の暖房だけではなく未来の暖房を想像して温まることができる暖房です。電車の席のような暖房が、市販の暖房器具を使って家庭でも実現できないものでしょうか?
それで最近実験してみたのが、電気行火(あんか)です。昔の電気行火は湯たんぽのように硬かったのですが、最近のものは座布団のようにやわらかいものも売られています。もともとは布団の足元に置いて体を温める暖房器です。
柔らかい電気行火を椅子とクッション間に置いて使ってみたところ、程よく温まることがわかりました。暖房費を計算してみると、買ってきた製品の消費電力が20Wなので、一時間で約0.46円、一日に8時間使うと、一ヶ月で120円になる計算です(#)。
しかし、この電気行火を使った椅子暖房の最大の欠点は、この使い方が推奨されていないことです。使い方によっては、火事とか火傷の心配がないとは言えないからだろうと思います。
ロハスな椅子暖房への道はまだ遠い、と言えそうです。
-2007/1/12
#計算方法
一時間の電気代=20(消費電力(W))÷1000×23(1KWHの電気代(円))
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