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「あれ、どうなっている?」と聞かれて、「何とかめどが立ってきました」とか「今週中にはめどをつけるつもりです」。などと答えたりする。 こんなときしばしば”めどは立てるのかつけるのか、そもそもめどって何?”という疑問がよぎったりする。しかしその答えを探す余裕はそこにはない。 大辞林第二版や広辞苑第四版には、「めど」は「目処」の字をあて、目あてや目標を意味し、例文として、「めどが付く」とか「めどが立たない」などが記載されている。 慣用句辞典には「目処を付ける」、「目処を取る」の例もあり、意味はいずれも同じようなもので、ぼんやりしていた目標をはっきりさせること、などとある。 和英辞典では、「目処」は「見通し」として、 prospectやpossibilityが当てられている。 これから何か新しいことをやろうというときには、やる気はあっても、何から手をつければ良いのかわからないことが多い。どこへ向かって進めば良いのかわからない。そこでいろいろなところをつついて模索する準備段階が必要になる。 そうこうしているうちに、なんとなくやるべきことが見えてくる。目標がはっきりしてくる。見通しがつき、目処が立ってくる。 「めど」は日本古来の大和言葉で、漢字が入った後に「目処」の字をあてたものと思われる。大和言葉であるがゆえに、速やかにしかし曖昧に、見通しが立ってきた状況を相手に伝えることができる。 縫い物をするときには、その準備段階として縫い針の孔に糸を通すが、その針の孔も針孔と書いて「めど」と呼ぶらしい。孔のことを「めんどう」」と呼ぶ地方もある。 たいていの針の孔は楕円形であるため、糸を通すときには孔が上下方向に長くなるように「針孔」を立ててから糸を通すことになる。もし針に孔が無いのなら、針に「針孔」を付けてから糸を通すことになる。 こう考えると、「目処」は立てても付けても良さそうだ。 -2007/11/3 記事関連のお知らせ サイト情報
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