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デジカメ漂流記 〜室内編〜



 デジカメ購入は何かと楽しみなものです。あらかじめ充電器と充電電池、メモリーカードのデータをノートパソコンに取り込むためのPCMCIAアダプターを買い求め、デジカメ本体はどこで買おうかとさんざん考えあぐねたあげく、通信販売を選んだ編者に届いたデジカメはもちろん自宅。それからどこに行こうにも夜中で、最初の撮影は室内になりました。

 ところが室内で使われている照明は蛍光灯か白熱電灯です。これがデジカメ撮影にとって暗いことは左の写真の時計の振り子がぶれていることからも分かります。暗いから光を電気信号に変える撮像素子であるCCD【Charge Coupled Device】に取り込む光の量を増やすためにシャッター速度が遅くなります。そのため、時計の本体はぶれていないのに、動いている振り子はぶれています。

 あと室内の撮影で気になるのはその色では無いでしょうか?人間の目は赤、緑、青を感じとる神経細胞で出来ているそうです。その三原色の波長と同じ光を照明が出していれば自然な光に近いのでしょうが、蛍光灯はその管の内側に蛍光体が塗っていて、その蛍光体が発する光もまた基本的に、赤、青、緑なのだそうですが、それぞれの波長が目の波長とは異なっているため、昼光色とか白色と書かれてはいますが、実際は蛍光灯色です。

 そこでより自然な色になるようにデジカメには蛍光灯ポジションがあったりします。それでも編者自身は蛍光灯は蛍光灯の色らしく映るのが好きで、特に補正は行っていません。

 さてそれでは白熱電灯はどうでしょうか?たいていの白熱電灯は黄色い光を発しています。より自然な色を求めるなら同じ大きさでもよりワット数の大きい白熱電灯が良くなります。もちろん使う電気の量も増え、寿命も短いとは思いますが、これは中で光っているフィラメントが熱で蒸発してしまうため明るくするほど寿命は短くなります。それを防ぐために高価な照明用の電球にはハロゲンガスが使われていてそのガスのおかげで一度蒸発した成分がフィラメントに戻るようなしくみになっています。ハロゲンランプ以外にもいろいろな照明がありますが、あまり一般的ではありません。 こうした黄色い光も無理に色補正をせずに自然に撮るのが編者の好みです。

 さてついですが、室内で撮影するときにテレビを見ている姿を映したくなるときがあります。でもテレビは綺麗に映っているように見せるために、色温度は高くなっている上に明るくなっています。このため、テレビを室内の撮影の一部に入れてしまうと青くつぶれてしまいます。色温度の設定は変えられるテレビも有りますが、一番手軽なのはテレビの”BRIGHTNESS”を下げて暗くすることです。

 暗い室内で使いたくなるのがフラッシュです。フラッシュは色温度も高く、より自然な色に近づき、くっきりと映りますが、ちょっと青白くて不自然になります。特に人の目は網膜の血管の色を反射して赤目になりがちです。赤目防止モードを使うといいそうですが、あまり使ったことはありません。

 室内で最も美しいと思える撮影は窓から零れてくる光で撮った写真では無いかと考えています。特に人物を撮る場合は、そして特に女性の柔らかい雰囲気を撮るためにはこれが一番です。もちろん人物の場合はその表情を引き出すためにコミュニケーションの加減も重要な要素になるようですが編者はあまり得意ではありません。

 なお外から零れてくる光は弱いため、ぶれてしまうことが多いので、しっかりデジカメの本体を持ち、もちろん撮影者自身も安定した状態でそっとシャッターを押します。それが無理なら面倒でも一脚や三脚を使った方が良いのですがこれはかなりマニアックです。そんなときは望遠を使わず近くに寄って撮るのがいいようです。

-2001/12/10



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