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ネットの落とし穴に気をつけよう!


 最近自分の身近なところでもオフ会への参加、ネットがきっかけとなった結婚といった話を耳にするようになりました。それだけネットが浸透してきているということだと思います。今朝はチャットで知り合った人を包丁で刺したというニュースが飛び込んできました。どうしてこんなことになってしまうのでしょうか?

 報道によると加害者となった男性は高校3年生、成績優秀、どこから見てもおかしくない人なのだそうです。一方被害者となった女性は32才、交通事故で腰を傷めて以来外出が苦手で専ら自宅で過ごすことが多い、まだ子供のいない主婦です。二人は3ヶ月前にチャットで知り合い、男性が2度目に女性の自宅を訪れたときに、女性の「離婚は出来ない」という言葉がきっかけとなって台所にあった包丁で刺したようで、女性は入院中で回復を待ってから事情聴取が行われるそうです。

 二人とも変な人たちではなく、善良なネット愛好者です。その善良な人たちの間でさえこうした障害事件が発生してしまいます。どうしてなのでしょうか?

 これから先は編者の想像ですが、この年頃の男性は大人の女性に憧れ、受験生であるなしに拘わらず悩みを抱え、それを解放出来るのがネットの世界かもしれません。匿名であるがゆえに心を開き、そして自分を理解してくれる相手がたまたま大人の女性であったとき男としての避け難い肉体的な欲求までをも満たせる相手だと分かれば若さゆえの衝動を抑えるのも難しいと思います。人はそれを恋と呼び、相手に好意を持ちながら実は相手の幸せを考える余裕さえない感情だと思います。彼は事情聴取で素直に好きだからこうした、憎らしくなったからこうしたと答えています。

 一方被害者となったこの年代の女性はエネルギーに満ちていながら可愛らしさを合わせ持つ若い男性に惹かれることも多いようです。そしてネットの世界ではどこまでが安全でどこから先が危険かという境界線を知ることは難しいのかもしれません。

 現実の世界は運が良ければこの上なく暖かく、運が悪ければ悲しいほどに冷酷です。オフ会で出会ったら100年の恋も冷めたという人はまだ幸せなのかもしれません。ネットの世界と現実の世界をつなぐ個人情報がその境界線だという気がします。

 -2001/1/17



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