人生には別れがつきもの。その別れをタイプ別に分類し、その時のこころの動きを整理したのがこのコラムです。
- 空気のような別れ
元々心の中の一部に入り込んでいなかったためなのか、付き合いが浅かったためなのか、別れを知らされてもこころが動かない場合です。もちろんこの場合は依存関係も利害関係もなく、友人でも恋人でも無かったことになります。相手も同じで気持ちであったかどうかは分かりません。
- 自然消滅的別れ
友人或いは異性とつきあっていた場合に時の流れとともに次第に離れていくケースです。男女の関係でもこうありたいものですが、下の例のように波風が立つことがしばしばです。
- 希望的別れ
別れたくて仕方が無いのに相手が言い寄ってくる場合に、別れの言い訳を考えて暮らす日々が続き、やっとのことで別れが実現するケースです。まるで肩の荷をおろしたように別れた後はすっきりします。ところが一度おろした荷物はもう背負うことは出来ません。重いと思っていたものが実は自分にとって必要なものだっと後で気づいて失敗したと思うときもありますが、それは良くあることです。
- 衝撃的別れ
恋人からの突然の別れの宣告、あるいは妻、夫からの離婚宣告など。思いがけないことであればなおさらですが、その時点で失うものの多くが予想できるため、もう少しきつい山を過ぎた後は次第に回復に向かいます。大海に住むいい男やいい女に出会って、自分が井の中の蛙(かわず)であったかを知ることになります。
- 心に残る別れ
男女なら別れても好きな人、同性なら離れて暮らしても親友だと思い続けられる人。まるで親や兄弟のようにすっかりこころの一部になっていて染み付いている上に高度に影響を受けている場合です。このケースは忘れる必要も感じない上に、たとえそのまま会えなくても気持ちの中では永遠に生き続ける価値ある別れです。