同じく出会いに始まり
別れに終わるこの恋には
しょっぱさゆえの
涙はついてこない
味のついたご飯は
まるで憧れという味付けに
飽きる間もなく
食べおわる
オレンジジュースは
ほんのちょっとの酸っぱさに
初めての恋のような
香りを残して
消えていく
スパゲティーからウィンナーに
移るように
細くて柔らかいものに飽きたら
太くて固い歯ごたえをもとめるように
憧れがその対象に
こだわらずに移りゆくさまを
見るようだ
お子様ランチのような恋でも
血になり肉になるから
その上に立つ旗のように
誇らしく語って
静かに
暖まればいい
-2001/4/18(タイトル作GAIA)