だいぶ前に、友人からこんな話を聞いたことがあります。その友人が久しぶりに口の達者な同級生(女性)達に会ったところ、「最近の男達は女を見る目が無い」とさんざん言われたそうです。「自分たちのような”いい女”を放っておくこと自体がおかしい。どう考えても、最近の男達には女を見る目がない。」
友人にとっての同級生は自分にとっての同級生でもあります。その口の達者な女性達はどちらかと言えば美人ではありません。ところが容姿に隠れた心の中はたしかにいい女なのです。ところが、口が達者なばかりに損をしています。どんなに正しいことを主張されても、そこからは希にしか恋は生まれて来ません。
どんな男でも、口数少ない美人から気の利いた挨拶をされるとついつい鼻の下が伸びてしまいます。”美貌の奥には悪意が含まれているかも知れない”という考え方そのものが男達の中に存在しません。人類の歴史が始まったばかりの時代から、こうした男達の凝り固まった考え方(ステレオタイプ)は進化すること無く現代に到っているようです。
500万年も変わらなかったのなら、ここ数年で変わることはまずあり得ません。男達は相変わらず骨の上の皮の様子に目を奪われて、本質を見失いながら生き続ける運命にあります。それはおそらく、人類共通の進化という形ではなく、生まれてから死ぬまでの間に、自分の見る目を磨いた人にのみに与えられる能力として存在するのす。
男が人間として成長してゆく過程で、いい女を見分ける能力も身に付いてゆくのではないかという考え方です。おそらく、その成長の速度があまりに遅く感じられるために、多くの女性達はエステやダイエットに向かわざるを得ないのです。きっと。
-2002/3/10
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