編者が某所で受けたセミナーのレポートです。全員が対象でかなりの回数に分けて今後も実施されます。具体的な名称は省略させていただきます。
- 心の病の現状
最近、ストレスが原因で自殺す人が増えたとニュースで聞いても、他人事のように思っていました。ところが自殺までは行かなくても会社を休職したり、保護観察が必要な状態であるというはっきりつかめるだけでも確実に実数が増えています。各事業所での全国平均は1.7%だそうです。1000人の事業所なら、17名いることになります。この数字はどうも最近、気分がふさぐことが多いなあと感じるだけの人は含まれていません。この心の病は労災認定にも影響を与えています。労災と言えば、かつては機械に手を挟まれたり、作業中に高いところから落ちたりと、外傷が多かったのですが、それに代わって増えてきたのが心の病です。うつ状態では休業期間が長期に渡り、企業にとっても個人にとっても大きな問題です。セミナーが実施されること自体が事の深刻さを示すものだと思います。
- ストレスが体に及ぼす悪影響
天気が悪いと気分が優れないように、経済の天気予報も最近はぱっとしません。それが長期に渡ると、本人が気がつかない間にうつ状態のなることがあるようです。しかも天気が悪いだけでなく、それにストレスが加わります。そのストレスは体のあらゆる部分に悪影響を与えます。胃潰瘍は言うまでも無く、あなたの鼻かぜや、腰痛もストレスが原因である可能性があります。
- 心の病を未然に防ぐには
身近に居る人がどうも最近はふさぎがちだと思ったら、あるいは自分自身がそう感じたらなんらかの手を打つ必要があります。早ければ早いほど効果があります。しかも素人でも出来ることがあります。それはその人の話を聞くことです。自分が危ないと思ったら誰かに話しましょう。
- カウンセリング手法(積極的傾聴法)
反論しないで相手の話を聞いて時々うなずきます。その人のためだとおもって余計な自分の意見をしゃべってはいけません。カウンセラーはおしゃべりな人には向きません。カウンセラーはすべてを許し、共感しながらもしゃべり過ぎない、しかも自分の子供を信頼するおふくろのような存在である必要があるかと思います。相談を受けるほうはストレスも同様に受け取るため、長時間は不可能です。そのためにカウンセラーが病気になってはし方がありません。
- うつ病だと思ったら
世間体を気にしたり、偏見を持つことを直ちに捨てる必要があります。そんな見栄を張っている場合ではありません。発見と決断が早ければ早いほど早く直るのです。セミナーでも社会復帰の具体例が報告されました。うつ病患者の実情を聞くと、その状態は他の人には理解できないほどつらいようです。そのつらさから逃れるために自殺したほうがまだましだと思うことがあるくらいですから。しかし、別のところで聞いた話ではうつ病になると自殺する元気さえない、うつ病の直りかけが一番危ないとも聞いています。
- カウンセリング手法のすすめ
カウンセラーには資格が必要なようですが、そこまでいかなくても聞き上手になることは決して悪いことではありません。カウンセリングを普通の人に実施した場合、まるで体に羽でも生えたようにより気分を軽くしてくれるようです。
以上で今回の報告を終わります。
-2000/11/18
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