普段は友人に囲まれていて、別の人には友人を作るように薦めている人が、突然対人恐怖症になって外に出なくなって学校を休むということはあり得るのでしょうか?”突発性対人恐怖症”という言葉は適当ではなくても、そんな症状を起こしてしまう人はたしかに存在します。
ちなみに、突破性対人恐怖症という病名はサイトを検索した限りでは存在しないようです。ということは、まず対人恐怖症について調べ、それが突発的に起きることがあり得るのかということを考えた方が良さそうです。
- ステップ1(対人恐怖症とは何か?)
参考文献によると対人恐怖症は以下のようの整理することができます。
- 発症時期: 親からの自立の時期に当たる青年期に多い
- 特徴 : 対人関係に敏感で自分は嫌われているのではないかと思うあまり引きこもる
- 対処法 : その人が他の人から受け入れられているということを分かってもらい、その経験を継続する
- ステップ2(ステップ1に対する編者の解釈)
青年期に多いと言われていますが、対人関係に対して疑問を抱いた場合は当然、それより若いときや、年齢的には大人になった後でも起こりうることだと考えられます。自分は嫌われているのでは無いかという恐怖心は、実際嫌われていることもありますが、その相手の人の方が嫌われれていると言う例も少なくありません。そのことを特に純粋に捕らえてしまうのが青年期で、それがために引きこもるのだろうと思います。青年期は親から独立して、社会に出て自分で稼いで生きてゆくための準備期間でもあるので、もちろん社会に出た経験はありません。社会に出た人でも人に対する恐怖は抱えていて、それでも生きてゆけることを経験的に実感できないために、社会に出ることを恐れて引きこもるのだろうと思います。
- ステップ3(編者自身の対人恐怖関係)
未知の世界に対する恐怖はたしかにありました。小学生に上がった頃は、返事が小さいと父親から怒られました。就職した後も、人前で声が小さいと上司に指摘されたことがあります。出来ればそんな面倒な世界に首をつっこみたくないと考える自分がいる一方で、実は人前で思いっきり自分を表現したいと考えていたのも事実で、実際に高校のときに一人でステージに立ったときは快感を得ていました。
もちろん、人前での自分の出来は満足できるものではありませんが、少なくとも自分より下手な人が自信たっぷりに人前に立って活躍していることも事実です。もちろん、より優れた人の方が多いのも事実ですが・・・。しかし、根拠の無い自信も、あると信じた方が結果としてうまく行くというのも面白い事実です。
- ステップ3(なぜ突発的に起こるのか?)
対人恐怖症という名の下に学校や仕事を休んだ場合にその原因として考えられるのは次の4点では無いかと考えています。
- 人に対して不信感をもちながも実は学びたいし、仕事もしたい
- 別のことに興味をもってしまったため、今の学校や仕事には興味が無くなった
- さぼっている
- 機能的障害
人間である以上、3はあり得ないと考えています。2をさぼりと呼ぶ人もいるでしょうが、学校も仕事も向かないのに無理に行こうとしたり、あるいは行かせようとするのは不幸の始まりで、別の道があるのだろうと思います。機能的障害はシンナーや麻薬や脳が正常に機能しなくなるあらゆる病気になることを意味しています。
本題の突発性対人恐怖症は1に属すると考えています。日常的に多くの友人に囲まれ、対人関係においても十分に経験を積んでいるように見えながら、突然なぜ人を恐れるようになるのでしょうか?これは編者の持論なので差し支えがあれば無視して欲しいのですが、おそらく日常的に友人に囲まれているその人は実は本当のその人では無いのかもしれません。無理をして作り上げている虚像としての自分です。自分が自分らしく行動していないので有れば、そのまったく反対の性格が表に出てくるのは時間の問題だろうと思います。そんなにたくさん友達を作らなくても、大事な数人を残せばそれで良いのでは無いでしょうか?
-2001/12/15
■参考文献
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- 心理学がわかる事典
著編者:南博 発行:日本実業出版社
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