だるさを感じると、その原因は何だろうと考えて、やる気はどこからやってくるのかということが気になったりします。人間のコントロールタワーは脳なので、脳の中でどうやってやる気を引き起こしているのか気になるところです。
やる気という場合、感情と理性がぶつかり合って、その勝者によって行動が決まるのかと思ったりもするのですが、どうも脳の中では本能(視床下部)と快不快(扁桃核)とが帯状回でぶつかり、その結果が大脳皮質に伝わり判断されて最終的な行動が決まると説明されているようです。
それぞれの箇所(脳の部位)の名前がややこしいだけで、意外に単純な原理でやる気が起きていることが分かります。
| 視床下部(本能) |
扁桃核(感情) |
| ↓ |
↓ |
| 帯状回 |
| ↓ |
| 大脳皮質(理性) |
| ↓ |
| 行動 |
脳のしくみから導かれる結論は”本能と感情と理性の向かう方向が一致すればやる気が一番出る”ということです。この結論は日常感じていることそのままとも言えます。
本能的にお腹が空いて食欲がわいているときに、感情的に好きな料理を食べることが、理性的に考えても健康によいと判断できれば、いよいよその料理を食べるために外食しようと思ったり、料理を作り始めようとしたり、あるいはそのためのお金を稼ごうとして仕事に精を出したりという具合に、素早い行動に出ることになります。
こう考えてくると、素直であるということは、自分の本能と感情を信じられる人で、それらが向かう方向に逆らわずに進める人のことと考えることができます。時には単純だと揶揄(やゆ)される素直な人が勢いを持って突進できるのはこのためなのかも知れません。
-2002/4/17
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