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「島で出会った彼は転勤の多い人で転勤した先のいろいろな話をしてくれた。その話に夢中になりやがて恋をしていることに気づいたときに別れがやってきた。彼はまた転勤で東京に帰って行った。別れて泣いて暮らす日々に耐えられず、会いに行くことを決める。長い船旅の船酔いに耐えながら会える喜びに心を振るわせて東京に着いた。 ところが彼には会えたが彼は結婚をしていることが分かった。彼はそれを詫びて一緒に歌舞伎を観にいってくれた。船で帰るときには見送ってくれた。」 独身に戻って再び東京を訪れたおばあはその彼を捜してもらいました。ところが亡くなっていることが分かって「恵里」と二人でお墓参りをすることになります。 おばあの顔に刻まれた皺(しわ)はもう恋をしないということを意味するわけではなく、いくつになっても男も女も恋をするから希望を抱く。去りし恋の思い出はまるでタイムマシーンのように当時の想いを伝えてくれる。こころに残る別れには価値がある。生き続けて豊かにするから価値がある。そのためにはうち明けるというプロセスが必要だということでしょうか? -2001/6/30 |