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一人前になるとき


(2001/7/16-7/21放送分より)


 一人前を目指す「恵里」はある患者さんの担当になって張り切ります。でもその患者さんに「気に入らないから担当を変えてくれ」と言われてかなりのショックを受けます。当然のことながら、まだまだ自分は半人前だとヘコんでしまいました。

 「恵里」が幸せだと思うのはそんな時に自分のことのように心配して励ましてくれる人達に恵まれていることです。そこで「恵里は”太陽のような子”だから看護婦という職業は恵里に合っている、そんなことぐらいでへこたれるな」と励まされます。

 しかし患者の立場から言えば自分がふさいでいるときに太陽はまぶしすぎるのでしょう。自分の気持ちの中に射し込むお節介な太陽は鬱陶(うっとう)しくも思えます。ここで迷言集のなかで書いた「おせっかいは成功のもと」という言葉を思い出しました。

  • おせっかいは成功のもと
     要らぬお節介だと言う人ほどお節介を必要としている。ただそのお節介はその人が作っている壁を越えるくらいお節介でなければならない。 -2000/12/1

 気持ちがふさいで余裕がない人にとって太陽のような笑顔は要らぬおせっかい。ところがそのお節介が毎日続いて、やがて退院の日を迎えて病院を去った後、自分にはやはり太陽のような笑顔が必要だと気がつくことになります。この時点でお節介はその人の作っている壁を越え、「恵里」は患者さんにお礼を言われることになりました。この成功は「恵里」が待ち望んでいた「一人前になるときのドラマ」ということになります。


■おまけの感想
 ・「一人前」のハンコがあるなら自分も欲しい
 ・恵里を励ました後で「なんて自分はいいことを言うのだろう」との自画自賛は可笑しい
 ・ブラジル料理は美味しいのだろうか?

-2001/7/21





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