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短期記憶と長期記憶の違いは何か?


 学校で言えば中間・期末テストは短期記憶で何とかなっても入学試験の場合は短期記憶では追いつきません。試験を受ける頃にはきれいさっぱり忘れていることがよくあります。

 長期に渡って記憶にとどめさらにそれを必要なときに思い出せるようにするためには記憶を定着させるム睡眠が必要だと言われています。

 レム睡眠の間に何が起きているのかということを編者流に解釈すれば、眠る前の状態はその日に受け取った荷物を部屋の中に放り込んだ状態で散らかしっぱなしなのだと思います。整理をしないと日が経つにつれどこに何があったのかさっぱり思い出せなくなります。場合によっては放り込んだことさえ忘れてしまいゴミとして捨てられそうです。

 脳というのはどんなにずぼらな人にも平等に本人が眠っている間にその整理整頓をしてくれる頼りになるやつです。思い出すということは検索をしやすいということであり、検索しやすくするには奇麗に並べて整理しておく必要があります。

 また長期記憶のためには時々思い出して記憶をリフレッシュする必要がありますが、場合によっては一回の経験だけで一生忘れることのない出来事に出会うこともあります。それはどういうことなのでしょうか?

 感情を動かされる出来事は人の心に深く入り込み、記憶に留まり、忘れようとしても忘れることができないことはよくあります。勉強がたいてい強い感情を伴わない記憶であるのに対して、強い感情を伴うものは好き嫌いに関わらず残ってしまいます。

 脳の中で記憶はどういうしくみで行われるかという事に関する研究もさかんなようです。記憶は覚えたことを取り出すという伝達の機能も重要で、レム睡眠の間には神経細胞と別の神経細胞をつなぐシナプスと呼ばれる部位でその構造変化(あるいは配線の組み替えと説明する人もいます。)が起きているようだと言われています。

 そのシナプスにおいては神経伝達物質が情報を伝える役目を担っています。達成感や幸福感を伝えるドーパミンや気持ちを落ち着かせているといわれているセロトニンなど多くの物質がそれぞれの役目を果たしているようです。

 シナプスの構造変化が記憶に大きく影響しているのだとすれば、感情的を伴う出来事が記憶されやすいと言われても不思議ではありません。

 楽しいと思われることはいくらでも覚えて長く留まるというのはこの辺に理由がありそうです。だから人が薦めるところではなく、自分の好きな分野に進んだ方がもの覚えも良く長期記憶になり活躍できるということなのでしょうか?

 -2001/2/23


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