自分から言うならともかく、これは人から言われたくない言葉です。「夢中になってやっているようだけどへたくそだね」なんて誰だって言われたくないはずです。しかもこの言葉には、”いつまで経っても下手なままなんじゃないか”、と背筋が寒くなるような予感さえ漂っています。人からそんなことを言われたら、どう受け取ればよいのでしょうか?
考えてみると「下手の横好き」には明らかに矛盾があると思います。好きであればそのことに触れる時間が増えるため、単純接近効果によりますます親しみが湧き知識も増え、少なくとも人並みより上手くなるのは時間の問題だと思えるからです。実際、「あの人は運動神経が良いね」と言われるまで上達するのは誰にでもできると言われています。
誰でも練習を重ねれば人並みより上手くなるのは可能だと言われているのです。とは言っても、一流のプロ選手となると話は別です。こればっかりは努力だけでは実現できません。しかし、人並み以上に上手くなろうと思えば可能なのです。
これはつまり、「下手の横好き」のまま続けるのは限りなく困難である、ということを意味しています。「下手の横好き」は初心者を指して言う言葉で、時が経てばその段階を卒業し、見事に「好きこそ物の上手なれ」と言われるように進化するはずです。
しかし下手と言われたときに止めてしまうと、横好きのままで終わることもまた確かなようです。
-2005/4/21
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