昨年までの総務庁、自治省、郵政省の業務を引き継いだ総務省の最近の統計(2001年4月)によると日本の2000年末のインターネット人口は約4700万人、また別の民間の調査によると約2900万人だと報告されています。いずれにしても増え続けていることは確かで、さらに来年の電波法の改正(規制緩和)によって電源コンセントからのネット接続さえも可能になりさらに普及が進むのは間違いありません。
IT革命は情報のやりとりにおいてこれまで非常識だったことが常識になるということでしょうが、それは情報という価値を一部の大企業や団体組織だけが独占するのではなく、一般の市民のレベルまで降りてくるということになります。そしてその新しい価値に抵抗無く好奇心を示してゲームのごとくに身につけてしまうのが子供たちです。
近所を歩いている子供たちの多くがITという価値を持つ目に見えない刀を腰に差して歩いていくことになります。身の丈よりも大きな刀を颯爽と差して歩く姿を横目で見ながら大人たちは自分の刀の扱いに往生し、持てあまし気味の人は子供に持たせるのは危険だと言い、またある人は素直にそんな子供たちから刀の差し方を学ぼうとします。
さて立場の相違に寄らずITという価値を道具として使いこなす子供たちが大人になったとき、おそらく個人商店の八百屋さんの店主になった人は刀を使って鮮やかにリンゴの皮を剥き、訪れたお客さんにサービスするかも知れません。そんな使い方があったのかと老人たちは目を丸くするでしょう。個人商店でさえこともなげに本日の特売品を自分のHPにアップするでしょう。大型店舗に限られていたチラシという宣伝手段は、HPという形に変わって個人商店にたいする優位は無くなります。個人商店がHPを立ち上げること自体が大変だという今の常識が、非常識に変わるからこそ革命なのでしょう。
また子供たちが石焼き芋を売るおじさんになったとき、宣伝活動はスピーカーだけではありません。登録している石焼き芋ファンの近くまで来たときはPC他の端末にメールを送ります。またURLさえ知っていれば、石焼き芋屋さんの軽トラックが今どこを走っているかを知ることができます。これで慌てて追いかけるように外に出る必要はありません。そしてもらった石焼き芋の包みにはいつでも軽トラックの位置が分かるHPのURLが印刷されているという訳です。
おそらく子供たちはその将来において予想もつかないことを考えつくのではないかという気がします。
-2001/4/28
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