電車のドアの脇の手すりに寄りかかっていると、ドアの前の女子大生らしい三人の話声が聞こえてきました。三人はこれからディズニーランドに向かうらしく、ちょっとテンションが上がっており、話が弾む条件が整っていました。
三人のうち、リーダー格の一人(A)は、旅館のエレベーターで知らないオジさんにコンパニオンと間違えられるようなタイプ。残りの二人(B、C)はそのリーダーについてゆくようなタイプで、三人の会話は見事にその役にはまっていました。
話は、BとCが自らのバイトの経験をAに報告するという形で進んでいました。Bは現在二カ所にバイト先があり、その一つは”つまる”バイト、もう一つはつまらないバイトのようです。
”つまる”バイト先には、店はそれほど流行ってはいないものの、やる気のある従業員がいる。一方、つまらないバイト先には、知らない人はいないファーストフードチェーン店でそこそこに流行っているものの、やる気のある従業員はおらず、入った途端に帰りたくなる。
バイトとは言え、そこはただ労働を金銭に交換するだけの場所ではなく、それ以外の何かを求めている訳なので、つまらないバイトとは、自分にとって何も得ることがない、と感じられるところ。何も得ることもなく、しかも面白くもないことのために時間を使う訳にはいかない、ということでしょうか?
何かを求めているというより、ただ退屈という人生最大の不幸を避けるためにバイトをしているという人の場合、まさにつまらないバイトは空疎な時間に何も詰めるものがなく、”不幸”そのものです。
-2006/3/28
●当サイトは全ページリンク・フリーです。連絡も要りません。
Copyright(C) 2000-2006 xSUNx(サン) all rights reserved.