11月10日に起きた東京都町田市の女子高生刺殺事件は、翌々日の12日土曜日に、同じ高校一年生の男子生徒が逮捕されました。動機は、「無視されているように思い憎たらしくなった」から、とされています。このため都の教育庁と校長先生たちは、これからは感情を抑制できる能力を身につけられるよう生徒指導をしていくそうです。どうやって指導してゆくのでしょうか?
カッとなりやすい生徒を集めて我慢することを教えようとしても効果はなさそうです。なぜなら、今回逮捕された生徒はカッとなるような性格では無かった、とされているからです。今回のような事件を防ぐためには、普段から感情の抑制に成功している”良い子”に指導する必要があります。何の問題もなさそうに見える生徒に、生徒指導の先生はどう指導すれば良いのでしょうか?
大人の場合そうですが、その人にとって大きな出来事が重なるとストレスが溜まり、それが限度を超えると具合の悪いことが起こるとされています。個人にとって大きな出来事とは、入学、卒業、就職、退職、結婚、離婚、引っ越し、身近な人との別れ、恋愛の始まり、その終わり。うれしいはずのことでも重なればストレスになるという点が重要だと思います。過度のストレスはその人の性格(人格)を変える、という点も見逃せません。
逮捕された高校一年の男子生徒は、中二の夏に父親をがんで亡くし、中三の冬に被害者に恋をし、その春に中学を卒業し、高校に入学、そして失恋しています。10月には自転車に乗りながら「アー」と叫んだことが目撃されているようです。
無視されていると勝手に解釈することによって怒りが増幅し、押し込んでいたストレスが跳ね返り、人格が一時的に変化したのかも知れません。凶悪な事件を起こしながら、事件後は普段と変わらないのはこのためなのかも知れません。
自分にストレスが溜まっていることを、自分自身が気づいていないことがあるため、ここ2、3年、自分にとって重要な出来事が重なっていないかどうか、チェックしてみる必要がありそうです。
-2005/11/15
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