女子高生二人が、夏祭りを見物していた男性を刺した事件は、前日に凶器となった包丁を購入したところまでは解っていますが、動機となると曖昧なようです。なぜこんな事件が起こるのでしょうか?
傷害事件という結果に至るには、当然のことながらその原因となる何かがあるはずだ、として取り調べが行われるわけですが、女子高生らの供述は二転三転しており、殺意はあったとしながらも、精神鑑定が必要だとされているようです。
犯罪に因果関係が認められるのは、人がそれなりの原因に反応する形で意志(自我)が働くからですが、それがおかしくなると、意志が正常に働かなかったことになり、「わけのわからない行動」をすることになります。
最近よく耳にする、訳の分からない言動、の原因を追ってみると、それらは薬物が原因の場合が多いようです。人を刺して逃げる通り魔も、羽田空港に車で侵入して最後は海につっこみ死んだ人も、覚醒剤が原因だったとされています。
我々にはわけのわからない行動ですが、彼ら自身はちゃんと悪魔(幻覚)と闘うための行動なのでつじつまがあっているのだろう、と思います。自我(意志)をつかさどっている前頭野の機能が失われたり、あるいは存在しないイメージがあたかも目の前に存在するかのようにリアルに見えたりする幻覚は薬物乱用の症状ですが、困ったことに、一度壊れた脳は元に戻りません。
ムカつくという一時的感情が原因となり、計画的に前日に包丁を買って祭りの日に不特定の男の背中を刺すという行動に至るためには、他にどうつじつまが合うというのでしょうか?
-2004/7/24
<PR>
アマゾン>少年犯罪の本
1.少年犯罪の深層―家裁調査官の視点から ちくま新書
2.少年犯罪―ほんとうに多発化・凶悪化しているのか 平凡社新書
3.少年犯罪―統計からみたその実像
4.実録 少年犯罪奇科学
●当サイトは全ページリンク・フリーです。連絡も要りません。
Copyright(C) 2000-2006 xSUNx(サン) all rights reserved.