戦闘が行われていたイラクである物体を拾い、ヨルダンの空港に持ち込んだところ、不審に思った空港職員が奥で調べている最中に、その物体が爆破。職員一人が死亡するという事件が起こったことはご存じの通りです。
このためその物体を持ち込んだ日本の新聞記者は罪に問われ、裁判の後に有罪となり、牢屋に入っていたらしいのですが、ヨルダン国王の特赦によって釈放されたそうです。
特別の計らいで罰を軽くしてもらえた理由は、もちろん記者の母国である日本が経済大国であり、ヨルダンにも援助をしていること、さらに記者が所属する毎日新聞がメジャーなメディアであるからだろう、と思います。
もし日本以外の小さな国のフリージャーナリストかなんかだったら、今頃はまだ牢屋に入っていたはずだし、場合によっては人知れず処刑されていたかも知れません。本人のやったことは同じでも、国籍や所属する組織の違いによって受ける扱いも違ってくる、というのが現実ではあるのですが、だから、日本人は得だ、と考えるのはオメデタ過ぎる、と思います。同じ人間として、これほどの不公平はありません。
やっていることが同じでも受ける扱いは圧倒的に違う、ということを知れば、それはやがて抑えようのないいらだちを生み、やがては暴動やテロさえも正当化しかねない、と思うからです。テロや社会不安はこうした事実に対する鈍感さが生んでいるのだろう、と思います。
−2003/6/18-7/5
●当サイトは全ページリンク・フリーです。連絡も要りません。
Copyright(C) 2000-2006 xSUNx(サン) all rights reserved.