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反日デモの狙いは何か?


 日本人留学生の宴会芸が中国人の顰蹙(ひんしゅく)を買って反日デモに発展したようです。非難されても仕方が無い、とは感じながらも、なぜデモにまで発展するのか分かり難いところです。立場を逆転させて考えて見ましょう。もし、日本で同じようなことを、中国人留学生らがやったとしたらどうでしょうか?おそらくたいていの日本人は関心を示さないだろうと思います。

 実際、金のために殺人まで犯しているのが、中国人留学生と称する人たちの実情で、どんなに下品であろうとも、かれらの行動が宴会芸程度でとどまってくれるのであれば、むしろありがたいとさえ思います。

 日本のリフォームメーカーが起こした集団買春ツアーも、買春行為の売り上げは一人当たり二万円から二万五千円くらいらしく、その半分が売春の女性に渡り、残りは業者と公安当局が半分ずつ受け取っていた、とも伝えられています。

 売春も買春も世界中の先進国から途上国までやっていないところが無い、という実情はあるものの、集団でやるところが、いかにもみっともない、とたいていの日本人なら考えると思います。それでも、”だから中国人も道徳的な意味で日本を非難している”、と考えるのはナイーブに過ぎるようです。

 中国は孔子の生まれた頃はもちろん、仏教伝来からさらに数百年の間、その文化水準は比べ物にならないくらい日本を圧倒していたため、日本での公式文書は漢文で書かれていたそうです。ところが、19世紀になって、アメリカの西部開拓がアメリカ大陸を横断して太平洋に達し、さらにペリーを通じて日本にまで到達したとき(1853)、目を覚ました日本はアメリカが南北戦争(1861-65)ですったもんだしている間に、急いで近代化の道を歩み始めました。

 中国は近代化に遅れをとったばかりではなく、社会主義革命という遠回りまでしたために、すっかり日本に遅れをとってしまいました。国力が弱ったのは儒教思想のせいだという中国国内の非難もあり、中国では礼を重んじる文化まで薄まってしまったようです。それどころか、最近は極端な拝金主義が横行し、日本への中国人留学生を殺人犯へと変貌させているようです。

 有人ロケット打ち上げなどの国家プロジェクトを進めるのは、国家や民族の意識を盛り上げ、国内の問題から目をそらすためではないか、とさえ思えます。為政者が”神”とか”民族”とか、定義がはっきりしない対象を、下心たっぷりに利用し始めると、ろくなことが起きないのは歴史が教えるところです。

 中国国内に不満がくすぶっていることを承知しているからこそ、反日デモがいつのまにか本丸の反政府デモに変わってしまわないように、中国政府は必至で火消しに回っている、ということなのだろうと思います。

-2003/11/4


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