”日本はもっと中国と仲良くやればよいのに”とか、”金正日政権は早く崩壊すればよいのに”などという考えが頭をよぎったりするときに、外交の専門家の話を聞いたりすると、結構つまらなかったりします。どうも外交にとって大事なことは、そんなことより安定した関係を続けることらしいのです。どういうことなんでしょうか?
日本と中国は仲が悪いからこのままではいけない、と思うこともありますが、外交的には反発し合いながらも安定している、と言えなくもありません。まるでS極とS極が反発して一定の距離を保ったまま安定する磁石のようです。
経済は自由化を進めているのに、政治的には共産党の一党独裁で、しかも党員は人口13億に対して7千万人くらいのようです。人口の5パーセント程度です。その5パーセントの中から国の代表者が決まるシステムです。そんな政治と経済がアンバランスな国と経済的にも政治的にも仲良くなってしまうのは危険な気がします。
向こうが反日を、国内安定化のためにある程度利用しているのなら、こちらも過激にならない程度に反発し、バランスを取らねばなりません。
そういう意味では、呉儀副首相が小泉首相との会談を突然中止して逃げ出したのも、外交的バランス感覚による行動だったのかも知れません。
しかしそれにしても、ヨーロッパがエネルギー問題でもめないようにするためにEUの元となった石炭の共同体を結成したように、こちらでもエネルギー問題でゴタゴタもめないようにするために、お互いを牽制し合う意味も込めて、そろそろエネルギー共同体のようなものをつくる時期ではないか、という気がします。
-2005/5/26
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