この14日、イスラエル軍が隣国レバノンにある過激派組織ヒズボラの本部を爆撃したそうです。イスラエル兵の拉致に始まるこのニュースは海外のメディアでは連日トップニュースとなっています。爆撃の理由は、ヒズボラを罰するためだそうです。罰する理由は、ヒズボラがイスラエル兵を拉致したからだと伝えられています。自国民を拉致されても、話し合いで解決しようと考えるのがまっとうな国です。こんな過激なことを続けているとそのうちイスラエルに天罰が下るのではないか、という気がするのは自分だけでしょうか?天罰と言っても、雷が落ちるとか、大地が割れるという種類の天罰ではありませんが・・・。
イスラエルの爆撃は、レバノンの首都ベイルートのベイルート国際空港にも及んでいます。空港への爆撃は民間人を危険に晒すため、国際法違反だと批判されています。
それにしてもなぜ、レバノンとい言う国は、こうも争いが絶えないのでしょうか?イスラエルと南北に並んで地中海に面するレバノンも70年代のはじめまでは繁栄していたようです。ところが、1974年に内戦が始まりました。レバノン内戦です。国内が混乱すると、海外から「私が秩序を回復してあげよう」とか「自国民保護のため」とかいろいろ理由をつけて、近寄ってくる国があるものです。隣国のシリアとイスラエルがそうでした。1982年には、今回イスラエルの標的となっているヒズボラという反イスラエル組織もレバノン国内にできています。
混乱に乗じて隣国に介入するのはイスラエルだけではありません。清国滅亡後の混乱した中国には欧米列強や日本がちょっかいを出していました。その前の、朝鮮半島でも、内部で騒ぎ(東学党の乱)がおきたときに清国と日本が軍を送り、結果清国軍と日本軍が衝突して日清戦争が起きています。その後の朝鮮半島の混乱はご存知のとおりです。
レバノン国内のヒズボラにはシリアやイランがついているとされています。一方イスラエルには米国がついています。米国がイスラエルを支援するのは今後も続くように思います。だから武力では、今後もイスラエルの優位が続くのだろうと思います。しかし、それ以外の理由で、イスラエルは近いうちに弱体化するように思います。
それは、イスラエル国内に住むイスラエル人の出生率低下です。現在イスラエル国内にはイスラエル人が4分の3以上、残りの4分の1弱をアラブ人その他が占めているそうです。しかし、出生率はアラブ人の方が圧倒的に高く、逆転するのは時間の問題です。
人口比が逆転した後、反アラブの「イスラエル」という国が、中東地域で生き残れるような気がしません。
-2006/7/15
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