- 更迭(こうてつ)について
これ以上国会を混乱させないようにと言う理由で更迭された田中前外務大臣ですが、この後もいろいろ報道され関心も高いようです。国益とか外務省改革とかそういうことはよく言われているので、ここでは田中真紀子議員個人にとっての更迭の意味を考えてみたいと思います。
更迭は筋違いであるとは思っていますが、田中真紀子議員は今回のNGO出席に関して正しい判断をしたという記憶は残ります。それなのに、辞めさせられたとなれば、納得はできなくても去り際に花を添えたことになります。それはこれまで報道されてきた指輪問題などの不手際を多少は薄めてくれます。
好印象を残して辞めることは明らかな失敗によって辞めるより復活待望論が出やすくなります。田中議員の個性をどうしたら活かせるのか、各方面で考え始めているのでは無いでしょうか?
今回の更迭は将来的には損して得を取ることになるのではないかと考えています。
-2002/2/3
- NGO排除問題
自分が持っている欠点を相手も持っていると考え、それを見つけて相手を非難することを心理学では”投射”と呼ぶそうです。このことを考えるとなかなか人を非難できなくなります。人を非難することは自分の嫌いな弱点も晒(さら)すことになるからです。鈴木宗男議員は田中外相のことを「ウソをつく癖がある」と批判しましたが、もし「ウソつき」が鈴木議員自身ことであることがはっきりすれば、鈴木議員は”投射”によって自己防衛していたということになります。
東京で開かれたアフガニスタン支援会議に招待されていたNGOの大西氏は会議出席直前に外務省の”局長”から携帯で連絡が入り、会議に出席しないように言われたされています。そうするように外務省に圧力をかけたのは鈴木議員だと田中外相は主張しましたが、鈴木議員はそれを否定しています。ここでどちらがウソをついているのか分からなくなってきたのですが、大西代表が記者会見やテレビの番組で田中外相の発言が正しいことを証言しました。
省内の官僚とも折りが合わず、さらに内閣官房長官からも事実上”ウソつき”扱いされてしまって田中外相の悔し涙になったようです。救いだったのはNGOの大西代表が証言してくれたことですが、この発言を聞きながら感じたのはNGOの志の高さでした。本来こうした高い志は政治家や官僚が持っているはずのものです。もしかしたら、NGOはこの志の高さ故に外務省や鈴木議員に嫌われているのかも知れません。
今回の問題でNGOの意義に気がついた人が多かったのではないかというのが編者の感想です。
-2002/1/27
- 問題は国益
それぞれ独立した国々が自分たちの国の利益になるように動くために存在する役所が外務省。国と国とのつき合いがなければ生きてゆけないのが日本だから外務省の役割は大きい。外務のプロである外務省の幹部より外務大臣の方が偉いのは外務大臣は国民から選ばれた人によって指名されるから。
官僚はどんなに優れていても国民から選ばれたわけではないから民主主義の国の日本では外務大臣の足をひっぱることは国民の足を引っ張ること。そのために機密を漏らすことは国益を損なうこと。それは外務という自らの使命を否定することにもつながる。そんな外務省なら無い方がいい。でも日本がこれ以上沈んでもらっては困る。
-2001/6/9
- 秘書官増員
最近よく叩かれている外務大臣ですが、外務省の体質を変えるためには大臣が外務省と心中するくらいのつもりでないとどうにもならないとさえ言われています。時々疲れた表情も見せています。まともに闘うと身が持たないのでブレーン(秘書官)を増やしているようです。外務省の約5000人を相手にするのですから秘書官も6人(通常の3倍)は必要なのだろうと言う気がします。
-2001/6/8
-2001/6/08 初版
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-2002/2/03 第四版
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