景気の浮き沈みは歴史的にもまるで栄光と挫折を繰り返す波乱に満ちた人生を味わう人のごとく浮き沈みを繰り返しています。最近はもっぱら沈みっぱなしで、そんな景気は日本人の心理そのものを反映しているのではないかと感じる人も多いのではないでしょうか?
株価の値動きなどはまさしく感情的であるだけではなく、最近はその感情があっという間に世界中に伝わり、売り買いもコンピューターに代わってきたためそれによる行動も早くなっています。感情を伝え合うコミュニケーションのし過ぎで、まるで一人では不安定で巨大な人間のように動いているように思えます。多様性を認めない民族は滅ぶといいますが経済の世界にはその多様性はもはや通用しないのでしょうか。だとすればかなり危険だという気がします。
人間の場合なら独りで沈んでいるときでも、もう一人が「元気を出しな。」と言ってくれれば浮き上がってくることもあるように、株価を冷静に見て修正するしくみを追加する必要があるのかもしれません。まだそのしくみが解明されていない人間という不思議な生き物の心理に人の生き死にさえ左右する景気を任せたままにしておくのはおっかなくて仕方がないという気がします。
しかし、人間もまんざら捨てたものではありません。たまたま株で儲けようとするから”経済”の最悪の”人格”が表に出てきて、それが景気をいたずらに落ち込ませているのかもしれません。
そんな経済というシステムが変わるのを待っていてもいつになるのかわからないので、個人的には感情の起伏の激しい巨大な”人間”の長所を探してうまく付き合う方法を考えるしかないようです。
-2001/4/11
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