ニッポン放送(AMラジオ1242kHz)の株の35%を手に入れてしまったライブドアが、記者会見でフジサンケイグループとの業務提携を進めたいと話したところ、こっちはそんなつもりは毛頭無い、という返事が返ってきました。フジテレビは堀江社長を嫌っている、という印象を受けました。
皮肉なことに堀江社長は、今年から始まった日曜夜7時28分からの平成教育予備校に出演しています。見たところタレント振りもなかなかのもので、堀江社長は結構使える、とフジテレビ側は思っていたに違いありません。ところがその堀江社長はフジテレビの親会社のニッポン放送の筆頭株主になってしまったらしいのです。
もし35%ではなく50%を越えてしまうと、ライブドアとニッポン放送はグループ会社として連結決算を発表する可能性さえ出てきます。
堀江社長はプロ野球への新規参入に失敗したとき、これでやり方が解りました、という意味ありげなことを話していました。近鉄の買収や東北の新球団設立に失敗したものの、仕事を増やす方法については、”予備校”に入る前から学び続けていたようです。
ライブドアが近鉄買収に名乗りをあげたとき、球団のオーナー達は堀江社長に不快感を持っているように見えました。なぜ嫌な奴だと感じたのかというと、こいつはプロ野球界の秩序を乱す嫌なやつだ、と思ったからに違いありません。昨年の新規参入騒ぎで見えてきたのは、球団のオーナー達はプロ野球を宣伝に利用しているだけで、ファンのことも選手のことも考えていないらしい、ということでした。
その点フジテレビはどうなのでしょうか?フジテレビは昨年視聴率三冠王に返り咲きました。日本テレビが野球中継の不振などで視聴率が落ちたから、と伝えられています。フジテレビにとっての堀江社長は、マスメディア界の秩序を乱す嫌なやつ、であるに違いありません。
マスメディア界の秩序とは何なのでしょうか?フジテレビの番組で、血液型性格判断をさも科学的根拠があるかのように伝えていたとき、この番組を見てネタだと知らずに本気で信じる人もいるかも知れない、と思ったものです。こんな放送をしていても潰れないための秩序ではないか、という気がします。
フジテレビには踊る大捜査線という人気番組がありますが、その中には湾岸署の青島刑事が室井さんに、はやく偉くなって警察を良くして欲しい、と頼むシーンがよくでてきます。本庁のキャリア組は所轄が活躍することに対して不快感を示す、というシーンもよく出てきます。
この不快感はフジテレビが堀江社長の活躍にたいして感じている不快感に通ずるものがある、という気がしています。
-2005/2/10
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