たとえ金利はゼロパーセントでも、タンス預金よりは安心、と銀行に預けている人も多いはずです。ところが、いつの間にか預金が引き出されてしまったとき、金庫番をやってくれているとばかり思っていた銀行は、責任を取ってはくれないようです。被害にあった預金者は泣き寝入りするしかありません。どうしてこんな事になってしまうのでしょうか?
おそらく銀行にとっては偽造カード対策より、"本物カード"の対策の方が先だったのだろうと思います。つまり相次ぐ銀行の統合で、銀行はシステムの統合を進めている最中だからです。偽造カードの対策をする前に、まず本物のカードがきちんと使えなければなりません。
「偽造カード対策をやりたかったができなかった。不良債権もあったし実はそれどころじゃなかった」なんてかっこ悪くて言えません。当面は、キャッシュカードについての約款(やっかん)でしばらくガードしようという作戦のようです。つまりキャッシュカードが偽造され被害にあった場合、預金者自身に落ち度がないことを預金者が証明しなければならない、というアンフェアな取り決めです。
しかしこうした約款による自己防衛方法は、銀行にとっては命取りになりかねません。
なぜなら、銀行は信用が命だからです。お札が銀行券なのは銀行が時の政府より信用できることを意味しています。行員が誇りを持って銀行で働ける理由の一つに、銀行は政府より信用される存在、という自負があると思います。
銀行はすでに被害にあった人たちに、特別救済措置、とか何とか名前をつけて救済した方が得だと思います。救済にかかる費用もせいぜい数億円で、銀行業界にとってはたいした金ではありません。
銀行が一度信用を失なえば預金者は逃げだし後には何も残りません。銀行があった建物には、サラ金業者が入ることになるかもしれませんが、実際サラ金の方が、金庫の番もできない銀行よりましなのです。
-2005/1/25
●当サイトは全ページリンク・フリーです。連絡も要りません。
Copyright(C) 2000-2006 xSUNx(サン) all rights reserved.