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存在意義が疑われる民主党という政党


 先ほどまでイラク戦争に関する国会の集中審議が放送されていて、興味深く見ていたのですが、民主党になってテレビのスイッチを切ることにしました。

 前半は与党である自民党、公明党、そして保守新党の質問が続きました。自民党は湾岸戦争当時の元中山外相の解説と質問でした。やや誘導的な進め方ではあったものの、内容は興味深く、久しぶりに見応えのある国会中継だと感じました。

 与党が終わると次は野党第一党、つまり民主党です。最近のイラク関連の討論会もチェックはしていますが一番つまらないのは党首討論会です。恐ろしいほど前向きな討論はなく、揚げ足取りに終始するからです。こんな放送を見続けたら人間不信に陥り、情操教育には毒です。

 共産党や社民党は料理で言えば香辛料ですが、民主党は次の主菜でなければなりません。ところが、こちらの期待もむなしく裏切られてばかりです。鳩山さん以降はそれがさらに顕著になっています。

 そこで国会中継に戻りますが、民主党の前原議員が質問を始めました。イラク攻撃の正当性を追求していましたが、これも大事な問題ではあります。それが終わったらもっと前向きな質問だろうと期待したら、日米安保の根本に戻ってしまいました。

 そんなほころびだらけの部分を突かれたら、いくらでも国会は紛糾します。その追求が延々と続きました。そこで、私はテレビのスイッチを切ったのです。イラク戦争が始まったというのに、揚げ足取りに執念を燃やす民主党。構造改革を進めるためには民主党に頑張ってもらわねば、と秘かに期待したのに裏切られ、そして今回も裏切られました。

 比較優位を示すために相手を引きずり降ろすという戦略はみずからの地位を奈落の底に落とすリスクを背負っています。民主党は見事にそのリスクに陥り、政権を取ろうとしていないことが筆者にはいやというほど伝わってきました。

 もしかしたら、与党を目指す議員はポストが空き次第自民党他の与党に鞍替えするか、あるいは知事などの第三の道を選ぶという具合に作戦を変更したのかも知れません。

 どうして民主党はこうなってしまったのでしょうか?政党政治の意義が問われている時代に、真っ先にみずからの政党が不要であることを示そうとしているのでしょうか?そんな気にさせる国会中継でした。

-2003/3/25




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