ペイオフと聞くと、きっと英語では"pay off"と書くのだろうと推測できます。また、一方ではバーゲンの時に
"50% OFF!" という具合にoffという単語が使われているので、きっとペイオフとは”銀行がつぶれたときに1000万円以上預けていた人にも1000万円しか払わない”、つまり、”全額ではなく割り引いて支払いますよ”という意味なのだろうと勝手に推測していたのです。ところが、この推測は大間違いでした。
英語の"pay off"を銀行に当てはめてその意味を考えてみると以下のようなニュアンスになるようです。
銀行がつぶれて、「さあこれからどうしよう。」と不安を隠しきれない可愛い女子行員のところに、やくざのようなお兄さんがやってきます。「つぶれたらしいね。それじゃあ困るんだよ。俺の預けた金を返してもらおうじゃねえか。」と。返そうにも金は無い。そこへ颯爽と現れたのが、預金保険機構の男子社員。「あんたの預けた金はこれだよね。」と言いながら払ってくれる・・・という具合です。ドラマであれば、「せめて、お名前を・・・」と、続くかも知れません。
"pay off"という言葉の元の意味には、”借金を全額支払って借金取りを追っ払う”という意味があります。
日本で使われているペイオフという言葉の意味もよく調べてみると、”銀行がつぶれたときに預金保険機構が預金を代わりに支払う”というのが元の意味で、今回の1000万円の限度額は法改正に伴うものです。
さて、皆さん。銀行の定期預金などに1000万円以上預けている場合は要注意です。と、言っても1000万円ものお金を一つの銀行に預けている人はよっぽどのお金持ちなので、そりゃあ抜かりは無いだろうと思うかも知れません。
ところが、日本にある1400兆円ものお金の半分は60歳以上の人達が老後の生活のために使わずに持っているのだそうです。この人達はペイオフについて知っているのでしょうか?知らなければ困る人になる可能性があります。
さて、そんなにお金は預けていないという人でも困ることがあるようです。預けている銀行か危なそうなら、もっと大丈夫そうな銀行に面倒でも変えてしまいましょう。なぜかというと、もし銀行がつぶれ、その銀行が預金者のデータを正確につかんでいない場合は、仮払いしかできないのだそうです。仮払いの限度額は60万円です。
銀行に60万円以上預けている場合は、チェックしておかないと困る人の仲間入りをするかもしれません。
-2002/3/30