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給料袋と共に消えたものは何か?


 小さい頃は母親が父親の給料袋を仏壇に供えていた時期がありました。それだけ有り難かったのですが、ご存知のように今はその袋は無くなり、明細だけになり、さらに最近は紙ではなくメールでもらうところもあるようです。
 
 給料袋という目にみえる物体は、人間が視覚で確認できるものの存在をより強く意識するという性質を考えると稼いでいる人の存在をより強く意識させるものです。
 
 子供に小遣いを渡す場合も月末や月初めになったからという発想から渡すのではなく、給料日が来たから渡すという具合に意識を変えたほうが良さそうです。小遣いは月末になると自動的にもらえるわけではなく、給料が入るからもらえるという非常に単純明快な事実を意識するためです。
 
 さて給料袋とともに消えたのは父親の権威でしょうか?いやそれよりもっと基本的な存在感であるように思います。権威を失っても元々無い人にとっては何でもありませんが、存在感を失うとどんな人でも耐えられません。そんな人が増えているのでしょうか?
 
-2001/7/24




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