自分にも幸運が舞い込んでくるに違いないと信じて生きる日々の中でやってくる勧誘の電話。ワンルームマンションから家庭教師、財蓄もろもろ。彼らは勧誘のプロ、プロの説得力の源は勧誘された相手は自分の勧誘によってかならず儲かると自分に言い聞かせること。敵をだますにはまず自分自身から、ということなのだろう。彼らの熱意にだまされやすい人は変だとは思いながら、どこかで期待してしまい、断れない。優柔不断は不幸を招く。
後で考えると良く分かる。そんなに良いものなら勧誘せずとも売れるはず。幸運は勧誘の電話や、訪問販売からやってくることは非常に少ない。編者の知り限り訪問販売で信頼できるのは富山の薬屋さんくらいのものだ。後は疑ってかかったほうが良い。
自分に言い寄ってくる異性でさえ、必ずしも幸せにしてくれるとは限らない。相手は本気で好きになり、本気で幸せにできると信じているのかも知れない。だまされやすい人が悪いというより、相手が本気であるがために疑う余地が無いのだろう。笑顔を浮かべて近づいて来るが、腹の中では何を考えているか分からない人は笑顔に妙な不自然さが伴う。従ってそのうち正体がばれてしまう。
しかし、本気で相手のためを思い近づいてくる場合、その結果が悪かったにしてもだました方もだまされたほうも責められない。人は正しいと信じて生きているだけでホントにそれが正しいかどうかは誰にも分からないのかも知れない。
-2000/12/10
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