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騙される方が悪い?」というコラムを書いたことがあります。結論は訪問販売で信頼できるのは富山の薬屋さんくらいのものだということと、最善だと思っていても結果的に騙してしまうことがあるというものでした。今回はもう少し分析的に考えてみたいと思います。
騙されやすい人は被暗示性が強い人だと言われています。それはどんな人かと言うと、将来に不安を抱いている人、自分に自信が持てない人、大人しい人、強い人に憧れる人、等です。
実は今もそうなのかもしれませんが、編者自身が騙されたときの心理状態を考えてみると、”自分に自信が持てない人”というのは当たっていると思います。田舎から東京に出てきたばかりの時は自分に自信が無かったせいか見栄を張ることに力を注いで、その力を利用されてまんまと買わなくても良い訳の分からない本を買わされました。その後、もう騙されないぞと思って同じような人達に近づいたのですが、そのときは向こうが近寄ってくれませんでした。どうも、敵には人を見る目が有るようです。
今の自分は人間誰しもが弱いと考えていますが、自分だけが弱いと考えたときもありました。そんなときは弱い自分が嫌いで、強い人に憧れます。強い人になれれば幸せだと考えるし、ホントに強い人ではなく、強そうな人にありがちな形(権威)に憧れることもあります。誰かに頼らなければ生きてゆけないと考えることで、”騙す人”が自分を守ってくれる強い人に見えるのかも知れません。
将来に不安を感じている人というくくりかたをすると日本人の大部分がそれに当たるような気がします。これは日本人全体が騙されやすい心理的状態にあるという事でしょうか?野党なら”小泉総理”に皆が騙されていると主張するかも知れません。
最近勧誘の電話が自宅にかかってくるようになりました。電話番号を変えたばかりです。そこで、この間から勧誘をしてくる人にこう聞くことにしました。”どうやってここの電話番号を調べたのでしょうか?」幸いにもここで終わっていますが、それでも強気の人には「名簿を盗むことは犯罪ですが、それを利用するのも同じように犯罪です。」と言うつもりでしたが、残念なことにそれから勧誘の電話が掛かってきません。
悪徳商法をする人は被暗示性ではなく、自分は正しいことをしているという自己暗示をかけるのが得意な人かも知れません。これは暗示と暗示の闘いです。こうした暗示に勝つには、怪しいと思ったらはっきりと明示的に断ると相手は目が覚めるかも知れません。
-2002/2/8