「継続は力」だという言葉はよく聞きますが継続にはどうも力になる場合とそうならない場合があるように思えます。その違いはどこにあるのでしょうか?
- 我慢の継続
我慢も続くと強いストレスになり、そのストレスが気持ちを歪めます。その歪みをもとに戻そうとして力が生まれます。ある人はその力を我慢を強いる人を引き摺り下ろすために使い、ある人は相手より優位になろうとして自分を持ち上げるために使います。もっとも悲しいのはその力で自分の気持ちが壊れるまで我慢を続けることです。
- 暗記の継続
短期記憶を長期記憶に変えるためにどうしても必要なプロセスです。長期記憶に変われば記憶も長持ちします。ちなみに短期から長期への組み替えが行なわれるのはレム睡眠時。だから受験勉強や語学には徹夜は似合いません。
- 組織の継続
安泰だと考えることで、空気はよどみ腐敗が進みます。それはもしかしたら本来の目的を忘れて、仕事をしているようにみせる技術を学ぶせいかもしれません。
- 天皇制の継続
超大国アメリカがどうしても日本にかなわないのは王室や皇室がないこと。その歴史的価値をみとめるからこそ、太平洋戦争時でも京の都は空襲に遭わず、戦後も天皇制が継続されたのだと聞いています。
- 研究の継続
地道な研究や実験の繰り返しの中で発見があります。それは運が良かったというより継続によって来るべき日が来ただけなのかもしれません。
- 単純作業の継続
毎日毎日繰り返し行なっていることも含めると単純な作業の繰り返しは結構あります。いかにしたら楽になるかという人間らしい怠惰な部分を生かして、楽にしようと工夫すれば、楽にはならなくても退屈はしません。
- 考えることの継続
人間が人間である理由が考えることにあるとすれば、人間らしくあり続けるためにどうしても必要になってきます。
- 好奇心の継続
好奇心はあらたなエネルギーを生み出すだけではなく、その好奇心を満たそうとして脳は喜んで活発に働こうとするようです。だからいつまでたっても気持ちも体も若さを保てます。
- 悪口、批判の継続
責任の所在が自分には無いという考え方が次第に身についてしまいます。そしてそれ以上深く考えることをしなくなるため、脳の退化(ボケ)が進みます。
- 継続を苦痛にしないための工夫の継続
継続することは結構骨が折れます。無理に継続しても力にはなりそうもありません。進んで継続したくなるように一工夫しないと永くは続かないし、骨が折れるだけで得るものも少ないという気がします。
-2001/5/2