”これを言ったら年寄りの証拠。自分らもかつてはこう言われた”、と思いつつ、言いたくなるもののようです。1月9日(日)は全国的に成人式で、全国で「近頃の若い奴は・・・」が飛び交うに違い有りません。しかしなぜこう言いたくなるのでしょうか?
一つは、長い年月を経ることで記憶の熟成が進むからだろう、と思います。自分にとってうれしく輝かしい記憶は鮮明に蘇り、それ以外の苦々しい記憶や都合の悪い記憶が、意識の底に追いやられてしまうのです。こうなると、どう比較しても昔の方が良かったように感じられます。でもこれは、より長く生きた人々の特権でもある、と思います。
もう一つは若さへのジェラシー(妬み)です。失いつつある若さへの郷愁であり、若さに溢れた世代に対する羨望が、年寄りに文句を言わせるわけです。
しかし、ただ年寄りがぶつぶつと言うわけでもない、と思います。ただの文句で終わらせるほど年輩者のプライドは低くありません。物事にはかならず両面があるものです。どこかで、やはり言っておかなければならない、という責任を感じているのです。きっと。
このようにして、ストレス解消と社会貢献の一石二鳥を狙って物を言うことが、大人になるということかもしれません。
-2006/1/8-14
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