トップコラム・インデックス人生・価値観
より良く生きるための知恵とは何か?


 俗世間の垢(あか)にまみれて生きてゆきたいと考える編者でも「よりよく生きるとはどういう事か」と考えることもあります。人間は暇になるとろくなことは考えず、暇が無くても悪事を働くからそんなことになったら法律を作って罰するしかないと考えるのが性悪説だとすれば、人間はそんなに悪くないから法律は作らなくても道路にゴミをばらまいたりはしないと考えるのは性善説になります。
 
 実際のところはそのいずれでもなく、悪事を働けば悪人になり、良い行いをすれば善人になるだけではないかと編者は考えています。今から750年前の道元禅師(どうげんぜんじ)も同じことを考えていたことを知りました。道元禅師はさらによりよく生きるにはどうしたら良いかと考え、その教えを説いたと聞いています。

 この話はNHKの教育ラジオで放送されています。興味のある方は是非聴いてみてください。放送時間等の詳しいことは忘れてしまいました。道元禅師についてこれまで聞いてきた内容とそれについての私見を書いてみたいと思います。

 究極的なよりよい生き方は仏様に近づくことで、その願いが強い場合は出家するという手もありますが、一般の人はそうもいきません。従って一般の人は俗世間という”迷い”の世界で生きることになります。この話を聞いたときに思い出したのがある女子大の先生の嘆きでした。

 あまり詳しく描写すると別の読み物になるため詳しくは書きません。その先生が特に困るのはテストの時だそうです。階段教室などで、必死にテストに取り組む女子学生の姿勢は乱れ、見えてはいけないものが良く見えるそうです。教官は常に、女子学生の意図しない挑発と闘っているわけです。先生にさえならなければ、こんな苦しみ(?)を味わうこともありません。この苦しみから逃れるための行為がさらに取り返しのつかない不幸を招くことはニュースで良く報道されています。”あの先生がなぜこんなことを・・・。」

 あと多くの人に共通した日常の闘いと言えば、同じことを繰り返すことによる退屈さとの闘いです。たいていの人は朝起きてから食事をして、働き、排泄して眠るということを毎日繰り返します。どんなに愛して一緒になった夫(あるいは妻)でも飽きを感じることがあります。自分のことを愛していないのではないかという疑問は今の生活に退屈していることを意味し、その退屈と闘う日々が続きます。

 それでも出産や育児、進学など子供に対する夫婦の共通の目標に支えられて、飽きる暇がないようにできています。ところが、何かのきっかけで、自分の幸せは別のところにあるのではないかと考え始めた途端に、退屈が倦怠に変わることがあります。この退屈と倦怠は不幸になるための第一条件だと言われています。

 この飽き飽きして退屈しそうな日常を有り難い時間に変えることが出来ると説くのが道元禅師です。編者はそれをなるほどと納得するほど、まだ人間が出来ていないので疑問が残ります。しかし、もしかしたらこんなことを言いたかったのかも知れないと編者流に解釈し、さらに誇張を加えると以下のようになります。

 朝起きて食べる朝食が和食なら、コメも味噌汁の具も海苔も納豆もシシャモも沢庵も、植物、動物を問わずすべて生き物で、その命を頂戴している。あなたの命を頂いて代わりに生きるから”いただきます”。鯨は賢いから食べてはいけない、牛なら食べてもいいという差別はありません。これを考えたら三度の食事が衝撃的になります。 トイレで用を足すことさえさわやかなら有り難い。綺麗に用を足せればもっと有り難い。仕事を大事にすれば仕事もうまく行く。それでもうまく行かなければ仕方がない。昼間に体を動かし働けば夜は心地よい眠りが待っている。

 この日常を大事にして生きることがより良く生きることなのだそうです。より良く生きることがどれだけ難しいか、だから退屈することもなく、誘惑に負けることもない。そうかもしれないと思いながらも、実感できない編者はまだ修行が足りないようです。

-2001/8/27





心理コラムのxSUNx
Since 13th Oct. 2000
トップ
コンテンツ:
 ようこそ! コラム ジョーク集 迷言集 リラックス写真館 トピックス リンク 逆リンク
トピックス: 男心 珈琲 深層心理 自信 使命感 戦争 ダイエット 美学 美容 フランス料理 フリーター 夢のコラム ラーメン・蕎麦 ラジオ
インデックス:
 ジャンル 追加年 用語 登場人物 地域
ジャンル:
  心理 性格 対人 人生 自己 哲学 恋愛 グルメ・美容 家庭・学校 ネット HP作成 購入 新技術 科学 文化 動植物 テレビ・ラジオ音楽 企業・経済 国内政治 就職と仕事 国内社会 海外 医療・福祉季節・レジャー スポーツ他原風景

       

●当サイトは全ページリンク・フリーです。連絡も要りません。
Copyright(C) 2000-2006 xSUNx(サン) all rights reserved.