「
失敗学のすすめ」の著者、畑村洋太郎さんがNHKのラジオに出演されていてその話を聞く機会がありました。このコラムはその話を聞きながら感じたことをまとめたものです。
- 人は失敗を隠したがる
おそらく自己防衛本能が働くためにこうなるのだろうと思うのですが、このことが良いとか悪いとかと言うより、人にはそうする性質があると考えた方が良さそうです。
- 失敗を隠しても良いがいよいよとなったらうまくバラしが方が良い
やってしまった失敗をすべて明るみに出すのは骨が折れることです。でも隠すべきではないような重要なことの場合は潔く表に出した方がいい。逆にそうでなければわざわざ話すこともない。
- 同じ失敗は2度、3度と繰り返される
「あのときこうすれば良かった、ああすれば良かった」と今となっては良く思うことです。ところがこれにたいして畑村さんはおそらく今から戻っても同じ選択をするはずだと言います。たしかにそのときだっていろいろ考えた末に、最善だと思って決断しているわけですから、同じ人間ならまた同じ選択をするという訳です。これは考えても仕方がないことのようです。
番組の中では結婚相手を間違えたというお便りが読まれました。最近になって結婚しなかった方の男性に会って楽しかったという内容だったのですが、編者はそれを聞きながら「人は自分の行いを正当化するためにいろいろ言い訳を考えるものなのかも知れない」と思いました。それより火遊びが火事になってより大きな失敗につながらないように祈ります。
- 失敗を人のせいにするのもいい
失敗したのは自分の方に原因があるときまじめに考えると身が持たないような時代になってきました。こんなときは社会や人のせいにするのもいい。これはもちろんきまじめに考え過ぎる人に対しての言葉だと思います。
- 失敗談は自分の気持ちの流れも書いた方がいい
なぜ失敗するに至ったのかその時の気持ちの流れも書いた方が読む人に伝わるそうです。その方が身につまされるからだと言います。たしかにその通りかも知れません。
さて「失敗学のすすめ」はなぜ書かれたのか?の答えですが、こうした内容を講演している間にも大きな失敗による事故が続くと言うことで、本にまとめたのだそうです。
-2001/8/7
<PR>
●当サイトは全ページリンク・フリーです。連絡も要りません。
Copyright(C) 2000-2006 xSUNx(サン) all rights reserved.