編者の親は「世の中には敵が半分、味方が半分」と言っていますが、たしかに敵に相当する人が存在することは確かです。我々はその敵から身を守るためにその思い出すことも嫌な敵を知る必要があると思います。
■敵は誰が味方かを教えてくれる
その敵に接して嫌な思いをしても味方も半分いるので、その有り難い味方の存在をはっきりさせてくれます。そのとき味方が誰も居ないと思うことほど辛いものはありません。そんなときは「必ず味方はいる。ただ、その人が誰なのか分からないだけだ。」と思うことにしましょう。
■人の足を引っ張る敵
人の悪口を言ったり、足を引っ張って引き摺り下ろそうとする人がいます。その人たちは他人を引き摺り下ろすためには自分がその人より低いところに居て、他人を引っ張る力より強い力で自分自身が下から引っ張られる必要があることを忘れています。
引き摺り下ろすことに成功しても失敗してもそれによって自分自身が成長することはありません。
■自分勝手な敵
人の気持ちを理解できずにやりたい放題の人のことです。日が経つにつれその人の回りには敵が増えていくので結局困るのは自分だということに気が付かない人々です。
■性格別の敵への応対
改心させようと思って説得してもうまくいかずにかえって混乱することが良くあります。こうした敵に対して取る態度は人の性格によって異なるようです。
- クールな人
敵がその行いによって彼ら自身が築き上げてきたものを壊していくさまを静かに観察し、人の世の常なるものを確認する。
- 誠実な人
何とか考えを改めて欲しいと敵に訴え続けるが効果が無いと解ってあとは知らん振りを決め込む。
- 人の上に立つ人
怒って怒鳴りつけると敵は大人しくなるので、これで良かったんだと思っていると実は陰に隠れて陰湿になっていることに気が付かなかったりする。
- 人付き合いを大事にする人
嫌な相手でも笑顔で接してストレスを溜める。
■対処法
- 時間を有効に使う
敵に引き摺り下ろされて落ちてしまうことだけは避けなければいけません。我々の出来ることは自分たちの貴重な時間をその人達のことを考えて嫌な思いをすることに使わず別の楽しいことを考えることです。
- 仕返しもそのための時間がもったいない
映画やドラマならやっつけてすっきりするところですが現実はそんなにうまく行きません。報復を考えることはその敵と自分が同じレベルにいることを認めることになる上に仕返しのために要する膨大な時間が何しろもったいないという気がします。
- 学ぶ
職場が一緒なので忘れようとしても忘れられない場合もあります。そんなときはその敵から人のどんな行動が嫌な思いをさせるかを知る機会にすることです。その分だけ少なくとも自分は成長します。
- 忍耐力をつける
敵に接する必要がある時間だけでも自分をより我慢強い人にするために、これは忍耐力をつける訓練だと思うことにしましょう。ひどい敵であればあるほどそれ以外の人たちが良い人に見えてきます。
- 敵はいなくなることはない
薬物の濫用によって脳が壊れてしまったり、あるいは他の病気でこころの働きが正常に機能しない場合を除けば、どんなに嫌にみえる人でも同じ人間である限り美しい心情を持っていると信じています。
説得を試みるということは相手より自分の方が人間的には上であるということを遠回しに示していることになり、相手は頭では理解できても感情的な反発を招くのでうまく行きそうにありません。同じ人間として美点を見つけて相手に敬意を払うことがなければ気持ちを開くことも、解決することも無いという気がします。
それでも人には出来ることとできないことがあるので、自分に出来る範囲のことをやっても上手く行かないことがよくあります。しかし、少なくとも自分に出来る範囲のことをやった後は悔いも残らず、そんな自分には満足することができると思います。
-2001/4/3
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