たまに人から褒められたとき、私は素直に、ありがとうございます、と応えることにしています。否定もせず、厚かましい自信家だと誤解されそうな気もしますが、このように応対するようになってからもう二十年は経過しています。その間、特にこれと言ったトラブルは起きていません。
素直にお礼を言う以前は、いやいや褒められたもんじゃない、と少しは否定していたような気がするのですが、ある日、以下のような意味の言葉を知りました。
それは、
「褒められてそれを否定するのは、もう一度褒めてもらいたいからだ。」
この言葉は、ずばり当たっていると感じてグサリときました。最近になって、この言葉が『パスカルの原理』のパスカルの言葉らしいことを知りました。さすが『考える葦』のパスカルです。
私はそのパスカルさんのおかげで、自分や自分以外の人たちが、褒められたときにどのように受け応えをするのかについて、この約二十年間、気になって観察し続けてきました。
その経験から導き出された結論は、
「謙遜する人が謙虚であるとは限らない。」
、というものです。
-2003/12/6
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