「最も危険な人物は誰か」と問われたら、金正日総書記とかブッシュ大統領が頭に浮かぶかも知れません。北朝鮮は、短距離とは言え、1日にミサイルを日本海に撃ち込んだらしいし、近いうちに核実験をやり核保有宣言をするかもしれないと囁かれているからです。
一方ブッシュ大統領は、そんな金正日を危険な人物(dangerous person)と非難しましたが、逆に北朝鮮から人間のクズ(hooligan
bereft of any personality as a human being《人間としての品性のかけらもないならず者》)と言われてしまいました。しかもブッシュ大統領こそ、世界中で最も危険な人物(The
most dangerous person on Earth)ではないかと米国内で指摘されているようです。ホントに危険な人物は誰なんでしょうか?
体制維持のためなら自国民が犠牲になっても仕方がない、という考え方を持っているのが金正日なら、正義のためなら先制攻撃も厭わない、という考え方を持っているのがブッシュ大統領で、ブッシュ大統領の方が危険だと考える人がいるとすれば、それは影響力(破壊力)の大きさ故だと思います。
つまり、危険な人物とは、危険な考え方を持っていると同時に破壊力も持っている人であり、危険の度合いは破壊力に比例する、ということになると思います。しかしこれは世界にとって危険な人物という意味で、一人一人の個人にとっての危険人物ということになると、話は違ってきます。
ブッシュ大統領が世界で一番危険な人物であったとしても、そのパワーは世界中に分散し、あるいは特定の国に向かうため、日本に住んでいる一般の人の日常にはたいした影響はありません。
怖いのは遠くのブッシュより、たとえば近くのJR西日本です。JR西日本は人物ではなく法人ですが、会社法人・医療法人・特殊法人など、法人と名の付く団体は、人に権利が与えられ法律で保護されているように、法人も法的に保護されていると同時に独特の体質を持っている、とされています。
危険な人物は、その正体が知られていてあらかじめ警戒することが可能な悪ではなく、危険な考え方を持っていながら善人を装い、我々に接近する人物です。家族を装って人を騙す振り込め詐欺はもちろん、カルテを患者に見せようとしない医療法人など、隠し事をする団体も危険です。
しかし振り込め詐欺や悪質な病院なら、”変だな”と感じたときにそこから逃げ出せば良いのですが、逃げ出すことを許さない人や団体もあります。これこそが最も危険な人物で、もしもそうした人物との関わりがないのなら、自分は恵まれている、と考えた方が良いのかも知れません。
-2005/5/5
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