マイケル・J・フォックス主演の三部作映画、『バックトゥザヒューチャー』をご覧になった方は覚えているでしょうか?街のならず者に”腰抜け野郎”と呼ばれ、まんまとその挑発に乗ってしまうシーンです。
最近この映画のシーンをよく思い出すのは、なぜアメリカは執拗にイラクを攻撃しようとしているのか、という問に思いを巡らすときです。
レーガンがまだ大統領だった頃、現在のブッシュ大統領の父親は副大統領でした。そしてレーガンが2期8年の任期を終え、ブッシュ副大統領が共和党から大統領選に立候補しようとしていたとき、ある雑誌が彼の特集を組みました。
彼は若い頃から”腰抜け”と呼ばれていた、という記事には驚きました。その後大統領となったブッシュ氏が湾岸戦争の時、イラクを徹底的にやっつけなかったのがいけなかった、と主張する人もいます。
父親のブッシュ氏は9.11以降の息子の動きを見て、そんなにカッカするもんじゃない、という意味のことを息子の大統領に話したそうです。
あのテロからすでに1年と4ヶ月が経過しました。日を追うごとにイラク攻撃の支持者は減っているにも拘わらず、中東周りの兵力は着実に増強されているようです。
なぜアメリカはイラクを攻撃したがるのか、という疑問に対し、”アメリカは中東の石油を狙っているらしい”、という見方がある一方で、イラクの持っている石油は取るに足りない、とその説を否定する見方もあります。実際はどうなのでしょうか?
イラクへの攻撃は時間の問題だ、という声が多いようですが、個人的には、腰抜けと呼ばれて振り上げた拳をどうやって降ろそうかと考えはじめているのではないか、と推測しています。
だとすれば、イラクへの攻撃を避けるためには、アメリカのプライドを傷つけることなく拳を降ろす理由が与えられなければなりません。
さて、最近マイケル・J・フォックスの姿を見かけない、と思ったら”パーキンソン病”と闘っているようです。腰抜けと呼ばれて挑発に乗る姿を演じ、世界中の人達を笑わせた彼は31歳の時に発病したパーキンソン病と闘っていたのです。そしてその闘いは勝利に向かっているとも伝えられています。
”腰抜け”という屈辱的な言葉に弱く、仕返しのために振り上げた拳をなかなか降ろせないことを特徴とする病気、アメリカが闘うべき相手はイラクではなくこの病気だと思うのですが・・・。
-2003/1/23
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