性格は変わらない、変わらないと繰り返し聞かされているでしょう。私もそう思っているのですが、性格が変わったとしか思えないような人を何人か知っています。.これはどういう事なのでしょうか?
- Aさんの場合(女性):
Aさんは小中高と同じ学校に進んだ人です。高校までは大人しく、口数も少なく、表情にもあまり変化がない、きれいな方に属する人でした。ところが卒業後に久しぶりに会ったらすっかり変わっていました。別人のように表情が明るくなり、おしゃべりになっていました。それは私に好意を持っていたからではなく、誰に対してもそうでした。彼女の昔を知る人の間ではあまりの変わりようにうわさになっていました。彼女を変えたのは仕事でした。直接聞いていないのでどんな職業だか知りません。
男の場合、直接人と関わる仕事をすると表情が豊かになり口数も増えます。この場合は性格が変わったと言うより、感情表現のしかたがたくみになったと言うべきでしょうか?
- Bさんの場合(男性):
Bさんは態度がでかく、それこそ高いところに上って、遠くにいる人に向かって大きな声で名前を呼び、指示をするような人で、自信にあふれていました。ところがしばらくそのBさんの姿を見なくなり、半年ほど経ってから会ったときには本当に別人のように大人しくなり、声にも元気がありません。Bさんを変えたのは病気でした。体調が悪くなると気分も落ち込むという典型的な例だと思いました。同じような病気を体験したCさんはBさんと会い、病気は性格を変えるものだと言い合ったそうです。
これで本当に変わったかどうかは別にして、人を取り巻く環境の変化がその人の性格が変わったように見せることは確かのようです。 通常の場合性格が気になるのは人間関係が原因のことがほとんどです。あの人は性格がきついから嫌いだ、付き合いたくないとか、自分は性格が暗いのでもっと明るくなりたいとか、優柔不断だとか。これをどうしたものかと考える場合は、いくつかのケースに分けたほうがよさそうです。
- 性格が暗い人がいる場合:
反応が遅くて、イライラすることもあるでしょう。明るくなって欲しいとおせっかいを焼きたくなることもあるでしょう。しかし、人の性格は変えられないと考えるのが正解です。暗い性格になったことには原因がありますが、それを理解できないのが普通です。諦めましょう。しかし、無視をしないようにしてそういう人だと思うしかありません。でも別の場所では別人のような顔をしているのかも知れません。
性格が悪い人がいる場合:
間違っても性格を直そうなどと、大それたことを考えるのはやめましょう。やはり他人の性格は変わらないと考えるのが正解です。こういう人はその人の言動がまるで鏡のように本人に返ってきているはずなのですが、気がついていないのでしょうか?そのまま気がつかないままでいるとまるでブーメランのように性格のきつさが自分に帰ってきます。それまでに気がつけば受け止めることは出来ますが、気がつかないと痛い目に会います。
- 自分の性格が暗い場合:
自分があまりしゃべらなかったり、表情が暗い場合の理由を考えてみましょう。自分に自信が無いことが原因なら、小さなことでもつまらないと思わず、やり遂げてみましょう。すこしは変わるでしょう。しかし、変わらなかったからと言って気を落とすことはありません。自分の悪い面ばかり見ないで、自分の良い点を探しましょう。身近な信頼できる人に聞いてみると教えてくれるはずです。
自分の性格がきつい場合:
何が原因でそうなったのかは分かりませんが、自分で気がついているだけましです。性格のきつさがいつか自分に跳ね返ってくる日に備えて覚悟を決めましょう。そのときにうろたえないように強くなる必要があります。わざと苦労するようにして免疫をつけておくほうがいいと思います。
普段の生活が変わらなければ、まず性格も変わらないのだろうと思います。大きな環境の変化やショックが人を変えるのでしょう。他人に環境の変化を無理強いすることは出来ません。どうしても自分の性格が嫌なら、思い切って環境を変えるのもいいかもしれません。自分のことなら自分の意思で決めることができます。
-2000/11/03